十牛図は禅の悟りを説いたすごろくかな。私は常にふりだしにもどる
じゅうぎゅうず。十牛図。禅宗の、修行のたとえを図解したもの。
私は、右往左往するのが質だから、頭のなかでシャッフルしてしまう。
親鸞さんなら、横超と言い還相(げんそう)と言う。ある日、瞬間にアミダサマの本願が体を吹き抜けてしまう。なんまんだ。
まあ、大概ふりだしにもどり、リセット。
黄檗宗では、布袋さまは弥勒菩薩の化身とされています。
何か、喪失感を抱き、何かを、探す。とりあえず、見付ける。ひとときの喜びを得る。しかし、いちまつの幸福なんて消え去るもの。探していた自我もかりそめのもの。
そこから悟りに行き着けばいいのですが、たいがい、ふりだしにもどります。
禅の悟りは、語り得ない。だから、半端な知識や気分を悟りだと思いこんでしまうと、道をあやまる。
ふりだしにもどる、がいいのでしょう。
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