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桜ノ宮は咲き始め、銀橋、泉布観、公会堂、そしてレンガ倉庫の廃墟、彫刻の小径で「もっとひねりなさい」

今日、2024年3月30日、咲き始めた桜ノ宮の桜。
多くの木はまだ花をつけていないが、花見の宴たけなわの大川河畔です。

銀橋。正式名は桜ノ宮橋。
写真左側が昔からある銀橋。車線を拡大するため、平行して新銀橋が作られた。
むこうに見えるのが、造幣局。

造幣局の迎賓館として創られた、泉布観。

泉布観のとなりには、桜ノ宮公会堂。
私が子どものころ、屋根裏部屋が図書館になっており、よくいりびたっていた。
今は、結婚式に使われることが多い。
華やかで丁寧に保存されている明治の美麗な建築の物陰に、廃墟となっている小屋があります。

廃墟のレンガ倉庫がなぜ厳重に保存されているのか。
明治初期のレンガのフランス積みの建築技法の貴重な実例だから。
明治中期以降はイギリス積みが主流になってゆきます。
イギリス積みのほうが強度があると思われていたようですが、現在はほとんど変わらないとされています。

フランス積み


イギリス積み


泉布観の下、川端には、寺田寅彦の言葉を刻んだ水防碑があります。
川上に向けて、帝国ホテル前へ歩めば、彫刻の小径、があります。
作品は定期的に入れ替えがされます。現在は、ねじれ、をテーマにした連作が並んでいます。



テーマがねじれ、か。嘉門達夫なら「もっとひねりなさい」と言いそうです。

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