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コロナ対策にみる西洋ヒューマニズムの限界…、かな?

戦後から数十年、ヒューマニズム、という言葉が万能薬のように、語られた。

サルトルというネジの外れた思想家が「実存主義はヒューマニズムである」という本を書いて、実存主義とヒューマニズムの両方の息のねをとめた。

ヒューマニズムは、人間は一番偉い、と宇宙万物に宣告する、あつかましい思想である。

そんな見栄を張っても、弱者を救うことはできない。ウィルスなんか話し合いして遠慮してくれない。

しかし、西洋思想のなかで、人間は特権的プライドをもっている。ウィルスより人間は偉いんやと!わがままなヒューマニズムは健在です。

日本人が西洋わがままヒューマニズムをまねしても、中途半端に終わるだけです。

日本人は、人間という生き物の限界をわきまえている、と私は信じます。

未知のウィルスに遭遇し、謙虚に怯え、つきあいかたを学びましょうよ。感染を極力減らす努力は、放棄したらアカンのです。


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