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水と太陽の思想。亀井水と奈良の大仏。

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亀井水の幾何学的構造を解析すれば、朝の太陽礼拝の水鏡としての機能が明らかになります。この聖徳太子の意図を、全国に展開しようとしたのが、国分寺とその総本山である東大寺建立を命じた聖武天皇です。

国分寺、および東大寺の正式名称は、金光明四天王護国寺、です。四天王寺そのままと言ってもいいわけです。金光明最勝経は、聖徳太子の時代には伝わっていません。しかし、須弥山から四方を守護する四天王と、須弥山の麓で世界の大河の源泉である無熱池の知識は、仏教伝来とともに理解されていたでしょう。

お寺の名前が、四天王寺を継承したものであるのみならず、四天王寺亀井水の水と太陽の信仰も継承されます。

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奈良の大仏のお名前は、ビルシャナ、と申されます。これは、太陽の仏様です。後の密教の大日如来と同一です。

さらに、東大寺では、お水取りの修行が伝えられてきました。

太陽と水。亀井水の世界観が、忠実に伝えられてうまれたのが、東大寺なのです。

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