フォローしませんか?
シェア
かめのこたわし南邦夫
2022年7月1日 16:19
言葉の海。言海、という辞書がある。明治に文部省の官命により、大槻文彦が編纂した、初の国語辞典です。文部省は予算不足で、結局大槻個人により出版された。言葉は海である。すぐれた感覚です。広さもあれば深さもあり、波もあれば風もふく。未知を秘め、命を育む。天候を左右し、雲をわかせ、雨を降らせ、交易を促し、冒険に誘う。ときに、命を奪う。航海のためには海図がいる。安全な水路の境界を示す