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年収の壁と全国民確定申告制度の導入

おはようございます。
九州で代書屋をしています、
一般ピープルの、かめいです。

録画してた、テレビ東京の「60秒で学べるNews」を見ました。
番組の中では、いわゆる
「年収の壁」
の特集をしていました。

年収の壁とは、わかりやすくいうと、一定の年収額を超えると、
税金や、年金、健康保険料などの負担が発生すること言います。
いくつかの壁があって、100万円を超えると、住民税がかかる、最初の壁が登場します。
年収の壁については、NHK様が、解説してくれているサイトがありましたので、貼っておきます。

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/102483.html

そもそも、この年収の壁というものができた背景には、「扶養制度」があります。昭和の時代には、夫が外で働いてお金を稼ぎ、妻は、専業主婦として家庭を守るという世帯が、多くありました。
この専業主婦について、扶養とすることで、妻に対する税金や社会保障の費用が優遇されるというものです。
しかし、今は、夫婦共働きの世帯が増え、専業主婦の世帯の方が少なくなっています。そして、この扶養制度がベースにある、各年収の壁によって、働きたくても働けない人が、かなり多く存在しています。
ここ最近、パートタイムで働いている方などの、時間給の賃金はあがっています。しかし、年収の壁により、一年間の収入を100万円以内にしないいけないとした場合、上限がきまっていますので、時給が上がれば、働く時間数は当然減ることになります。
人出不足であるにも関わらす、時給をあげたことで、その結果、働く時間数が減って、ますます人手不足になるという、よくわかんないことになっています。
「60秒で学べるNews」の番組の中でも、このことは指摘していました。

番組司会のウエンツ瑛士さんが、今の扶養制度はおかしいから、
この制度をなくして、すべての人が、年収に応じた、税金と社会保障費を払うような制度にすればいいのに、と言っていました。
私も、働きたい人は、どんどん働いて、どんどん稼けるようにすることが、
いいと思っていますので、このウエンツ瑛士さんが言われていたことに賛成です。
そして、私の考えは、さらに進んで、自分で稼いだ給料(報酬)は、まずは、丸ごと自分の手取りとしてしまうということです。
どういうことかというと、給料からの控除、すなわち、天引きをなくしてしまうということです。
天引きとは、給料から税金、年金、健康保険料などを、事前に会社が控除することです。
よく、額面は30万円だけど、手取りは25万円ですという、場合の天引きです。この天引きをなくすと、額面すべてが、手取りになります。

えっ、そしたら、税金とかはどうするのということですが、それは、自分で支払うということです。
会社勤めのサラリーマンは、会社が給料から税金などを天引きして、本人に代わって、税金、年金、健康保険料を、各役所に支払ってくれています。
そして、すべてのこのような費用を差し引いた残りを、口座に振り込んでくれることになります。一見、すごく楽そうです。

しかし、このことには、大きな欠点があります。それは、本人が、税金や社会保険の費用を支払っているという、自覚を持っていないということです。

私は、現在は、会社に勤めていないので、給料からの天引きというものは、ありません。ですので、税金、年金、健康保険料などは、自分の所得から、支払っています。

直接、自分の財布からこれらを支払うので、
「税金とか年金の社会保険の費用って、むっちゃ高いなー!」
と実感できます。
一度、自分の財布に入ったお金から、支払うので、ダイレクトに払っている
ということがわかります。そして、こんなに高い税金などを取りやがって、ほんとにとった税金は国とかは、ちゃんと使ってるのか、と、認識もするようになります。

給料からの天引きがないということは、自分の年収から、いくらの
税金を支払うのかの計算も自分ですることになります。
つまり、確定申告です。
確定申告は、一年間の収入から、どれだけの税金を支払うのかを
国に申告する制度です。
この確定申告をすると、自分のお金の収入と支出について、めちゃくちゃ敏感になります。そして、税金、年金、健康保険料などの社会保険のことについても詳しくなります。l

今の日本で暮らしていく限り、税金を支払い、年金に加入し、健康保険料も払っていくというのは、義務となっています。

ですので、この確定申告や、税金、年金、健康保険料についても、詳しくなるために、早い時期の、15歳になった時ぐらいから、全国民が、確定申告を行うようにすれば、否が応でも、自分の収入と支出に詳しくなり、もっと、税金や社会保険の使われかたに、感心をもつことができるのではないかと思っています。
まあ、15歳の時は、ほぼ収入がないけど、高校生ぐらいになって、
頑張って稼いだアルバイト代から、確定申告で、扶養制度もないとしたら、
稼いだ分に比例して、税金も支払うことになるので、
「なんで、せっかくアルバイトして稼いだのに、税金がとられるの?」
と、思うようになると思います。これ自体、いい社会勉強にもなっています。

以上、年収の壁から、扶養制度のこと、そして、天引きの廃止と、
全国民確定申告制度の導入まで、話が広がってしまいましたが、
私は、このような制度をとりいれれば、全国民が、いろいろな面での
意識の向上になるのになと、思っています。

それでは。

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