見出し画像

そういえば恋愛ってなんだっけ(恋愛エッセイ#35)

映画「南瓜とマヨネーズ」を観た
映画館で観たかった観るべき映画だった
2017年の自分を恨んだ

映画館を出て
なんだかよくわからなかったな
とかなんとか言いながらもう一回観に行けそうな上映時間と
自分の予定を買ったばかりのiPhone7で検索しながら帰りたかった


なかなか変われない自分
変わろうともがく自分
過去を想い出す自分
過去に囚われる自分

もし自分が変わってしまったら
この人は自分を嫌いになってしまうのではないか
自分も変わりたいし相手も変わって欲しいと思っているはず
でも変わってしまったらど真ん中にある大切な何かまで
変わってしまうのではないか

その何かってよくわかってないけど

そんな気がして結局変われない
そして大切な人と離れるしかなくなる
どこかに意味を持たせようとする


過去にとらわれるのが恋愛で
今に縛られるのも恋愛で
未来につながっているのかよくわからなくなる
それもきっと恋愛で
そしてなにかを正解にしようとする
それも恋愛なんだと思う


恋愛小説読んでもanan立ち読みしても
正解なんてどこにも載ってないのに


恋愛は人をたくましくさせ
恋愛は人をとことんダメにする

一方にとっての突然の言動が
それを放った方にとっては蓄積した想いの表れで
悲しくも残酷で勇敢で思いやりのあるものだったりする


そんなとりとめもまとまりのなくて
ただただ結論なんてでないおんなじ思考に
真夜中にぐるぐるさせる

恋愛ってなんだっけ

そんな大好きな気持ちにさせてくれる映画でした

かめがや ひろしです。いつも読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは、インプットのための小説やうどん、noteを書くときのコーヒーと甘いものにたいせつに使わせていただきます。