見出し画像

ロシア作品演奏禁止~シマノフスキ国際コンクール

来月5日からポーランドで始まるシマノフスキ国際コンクール、事務局が本選でのロシア人作曲家の演奏を禁止を発表した。
予選はすでに終わっており、本選を残すだけになっている状況での発表。
これを受けて審査員が1名審査を辞退したというが、どうしてこのタイミングでの発表なのだろう。
国際コンクールならば、大概の人は時間をかけて曲の準備をしている。
それを、本選1ヶ月切った時期に演奏できません!!と知らされたら.…
戦争は勿論反対だが、今回の事態は正直何を考えているのだろうと思う。

シマノフスキは2曲ヴァイオリン協奏曲を作曲している。
以前ツェートマイヤーが1番を演奏したが、それはそれは素晴らしい演奏だった。
ロマンス、夜想曲とタランテラは演奏した事があるが、シマノフスキの曲は独特な和声の響きの中での美しいメロディーが魅力。
近代の曲が少し苦手な人にも、聴きやすいと思う。

話が逸れた。
もし本選が協奏曲2曲ならば1曲がシマノフスキだろうから、2曲目にプロコフィエフやハチャトリアン、ショスタコーヴィチなどは選ばないだろう。
ひっかかるとしたら、チャイコフスキーやグラズノフの2曲。
HPを見てみると、ヴァイオリン部門は4名の日本人が出場予定。
今のところ誰が何を演奏するのかHPではわからなかったが、9月14日の本選はYouTubeでも見られるらしい。
時間が合えば、見てみようと考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?