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ライター必読!仕事のパフォーマンスを上げるために出来ること

ものかきになろう!そう決めたのは3ヶ月前。現在、それを現実化するための学びに没頭中。だが、この決心をまだ片手の指で足りるくらいの人にしか話していない。

その魂胆は、久しぶりにあっと驚かせようと思っているから。もう25年も人さまのカラダの健康を支えるコンディショニングトレーナーとして生きて来て、今さらまるで未経験のことを仕事にしようなんて思う人、そうそう沢山はいないでしょ?

じゃあ、それは迷いに迷った末の一大決心なのかというと全然そんなことはなく、いつも通りの即断即決。直感でもなく、思いつきでもない。うそ偽りなく25年ぶりに「これやってみたいかも!」そう思得るものに出会ってしまっただけ。

そして今、毎日ものかきになるべく勉強し、2週に一度出される課題に取り組んでいる。やり始めて率直に思ったのは、これは大変な仕事だ! ということ。大量のリサーチから執筆に至るまでに膨大な考えるべきこと、準備するべきことがある。

いま人生で初めて時間管理というものを真剣に考えている。そうでないととてもじゃないが本業の傍でライターをやっていくなど無理だと感じるから。

そんな日々の中で、どうやったらすべてのバランスを保ちながらライターとして活躍できるようになるか?プロのトレーナーだからこそ気づいたことを書いてみたい。これを読んでもらえれば、時間管理や体調管理、さらには仕事のパフォーマンス向上にもつながる大きなヒントが得られると思います。ぜひ最後まで読んでみてください。


ライター修行で気づいたこと

この仕事はまず取材でもない限り、ほとんど1日中パソコンの前に座っている。言うまでもなくカラダに対するダメージは計り知れない。思いつくまま、感じるままに列挙してみるとこんな感じ。

  • 同じ姿勢による筋肉の過緊張

  • 前屈み姿勢による呼吸量の低下

  • 座りっぱなしで運動不足による血流低下

  • パソコン直視による目への悪影響

  • ストレスによる食欲増加と体重増加

  • 深夜まで作業することによる睡眠の質低下

  • 疲労が抜け切らず体調不良に移行する高リスク


もうこの生活に慣れてしまっているプロのライターさんは感じていない、もしくは、見て見ぬふりをしているものもあるかもしれないが、多くは何とかしたいと思っているに違いない。

どれも大事なことだが、これらすべてに共通するキーワードがある。それは「疲労」

カラダはもちろんだが、今日はその中でも最も考えるべき「脳の疲労」についてお伝えしたい。

脳疲労とは何か?

人間は永遠に思考を止めることが出来ない

人間は死ぬ間際まで”考える”ということを止めることが出来ない生き物だ。仕事や家事に向き合っている時はもちろんのこと、フラーっと散歩に出た時に歩きながら”今日は晩ごはんは何にしようかなぁ”とか、何かしら必ずアタマの中で考えているだろう。

いや、そんなことはない!私は何も考えていない時間帯もありますよ!という方もいるかもしれない。だが、もし仮にそうだとしても、その時あなたは何かしら考えているというのが真実。その辺は後ほどお伝えするとして話を進めさせていただこう。

人間が1日に思考する数は6万回とか、いろんな情報がネット上にも多くみられる。つい最近まで私は、そんなもん誰がどうやって数えるんだよ!と半ば疑っていたのだが、このnote内でそれに答えてくれている記事があったので貼っておこう。

この方の記事の中からかいつまんでお伝えすると、近年は脳内イメージング技術の発達で神経信号から思考の回数をカウント出来るそう。まぁ、現代科学はそれくらい出来るかと納得。

膨大な情報量に溺れかけている人たち

思考が何回であれ、とにかく休みなくフル回転しているのは脳だ。自分の両手のひらに載るほどの小さな臓器が、その容積にどうやってこれだけの機能を収めているのかと驚くほど、人間の脳はミラクルだ。

しかし、その情報処理能力はもう限界に来ているらしい。脳が1秒間に処理できる情報量は何ビットでとか、あまり聞いてもピンと来ない数字のデータを並べるのは好みではないのでやめておくが、現代人がインプットする情報量は江戸時代の人の1年分だの、もっと前の時代の人の一生分だのという、それこそどうやって計算するの?と、このモヤモヤを誰かにぶつけたいのは私だけだろうか?

脳の仕事は外からの情報を処理するだけではない

誰もが知っているはずなのに、脳が日夜どれだけの仕事をしてくれているか理解している人は少ない。見たり、聞いたりと五感からインプットする情報処理に加え、このカラダの内部でありとあらゆることのコントロールに関与しているのが脳だ。知っての通り、自律神経があるおかげで心臓は死ぬまで休むことなく働いてくれるし、意識しなくても勝手に呼吸もしてくれる。

なのに勝手な人間は「私は自分の力で生きてます」と思っている。あなたも私も生まれてから今に至るまで、一切自分ひとりの力でなんか生きてない!そこをまず理解されることがこの先に進むためのキーになる。

とにかく、脳に休みはない。睡眠時は脳を休ませていると思っている人もいるかもしれないが、まったく1秒たりとも休んでいない。そこから何を理解すべきかというと、脳は一生アクティブに働き続けているのだから、そこには大きなエネルギーを消費しているということ。たった、自分の手のひらに載るくらいのサイズの臓器がカラダ全体のエネルギーの20%を消費しているのだ。

少しは自分の脳を労わろうと思い始めた人もいるだろうか?

脳を理解するために知っておくべきネットワークの存在

脳には多くの機能を支える神経ネットワークシステムがある。その中の大切な3つを今日はご紹介しよう。

  1. 実行機能ネットワーク(CEN)

  2. デフォルトモード・ネットワーク(DMN)

  3. 顕著性ネットワーク(SN)

脳は単一の領域によって機能するのではなく、複数の領域が協同して働く。それぞれ簡単に説明しよう。

1. 実行機能ネットワーク(CEN)

これはまさしくライターさんに限らず、どんな人も仕事に集中して取り組む際に活動するネットワーク。与えられた課題に取り組んでいる時に働く。計画や意思決定、また短期記憶にも関与すると言われている。

2. デフォルトモード・ネットワーク(DMN)

近年、注目を集めていて、何かに集中してないOFF状態の時、ぼーっとしている状態で働くネットワーク。ぼんやりしている時にどんな働きをするのか疑問に思う人もいるのではないだろうか?

ぼーっとしている時でも、ランダムにいろんなことが思い浮かんで来ることがあるはず。現在、過去、未来など関係なく、さまざまなことが思い浮かび、時にはひらめきや新しいアイデアが生まれることもあるのがこのネットワークの稼働時だ。

3. 顕著性ネットワーク(SN)

これは前述の2つのネットワークを状況に応じて切り替える、脳の司令塔みたいな働きをするネットワーク。

今日ここで特に知って欲しいのは、デフォルトモード・ネットワークについて。このぼーっとしている状態は、おやすみモードではないということ。よく例えられるのが、車のエンジンをかけて走っていないアイドリング状態。要するに、いつでも動けるよう準備モードということ。

そのぼーっとしている時に何をしているのかというと、インプットした情報を取捨選択して整理しているのだ。逆に、このモードがうまく働かないと、インプットしまくった情報が散らかり放題で脳に定着しないだけでなく、やがては脳の機能が低下してしまうと言われている。これがまさしく「脳の疲労」そのものなのだ。

どこぞの頭のでかい女の子が「ぼーっとして生きてんじゃねーよ!」とよく叫んでますが、むしろぼーっとする時間を持てないとパワフルに仕事をこなせなくなってしまうかもしれないって、見識ある大人が教えてやらないと!

くれぐれも、小さなお子さんをお持ちの方は、ぼーっとしてる子に注意したりしないで、思う存分ぼーっとさせてあげた方がいい。その時間が子どものココロの安定を育むから。

いちばん大切なこと

すべてはバランス

概念として知っておくべき結論は、実行機能ネットワーク(CEN)とデフォルトモード・ネットワーク(DMN)のバランスが大事ということ。

ライターのみなさんは、言われなくても日夜この実行機能ネットワークをフル回転させ、高い集中力で活動されているはず。だから、必要なのはデフォルトモード・ネットワークをいかにうまく機能させるかだ。

ひと言だけつけ加えておくと、このDMNは働かせ過ぎると以下のようなデメリットもあると報告されている。

  • 頭がぼんやりし過ぎて、注意力散漫になる

  • 不必要に考え過ぎて、不安に苛まれやすくなる

意外なことに、高い集中力で働く実行機能ネットワークも、ぼーっとしているデフォルトモード・ネットワークも脳が消費するエネルギー量は同じなのだ。つまり、ぼーっとしている間も大量のエネルギー消費をするので、結果的に疲労してしまうということを覚えておいて欲しい。

日々できること

では、デフォルトモード・ネットワークをうまく働かせるためには何をすればよいのか?ここでは簡潔にお伝えする。

それは「瞑想」だ。最後にここでこの2文字を入れるかどうか、とても迷ったがコレを伝えずして終えるとこのnoteの価値が半減する。そのくらい大事なものなので書かせていただいた。

なぜ迷ったのかというと、瞑想と聞くと難しそう!と感じて敬遠する人も少なくないからだ。近年、マインドフルネスなどが流行り、認知は進んだように思うが、まだまだ特殊なイメージを持たれることもある。ちなみに、私がお伝えするのはマインドフルネスではなく、もっと馴染みやすいものだ。

今回、ライターさんに向けお伝えしたいと思ったのは、いかにして普段からこのデフォルトモード・ネットワークの状態を活用するか、それに尽きる。そのために一番有効な方法が瞑想なのだが、その根幹は「呼吸」にある。そう聞くと益々、よく聞く瞑想に近くなってしまうと思うが、これだけ試しに1日5分でいいからやってみてもらいたい。

それは、目を閉じて深く、ゆっくりとしたリズムで呼吸を繰り返すだけ。

出来れば朝起きて食事の前が最適だが、1日の他の時間でも構わない。欲を言うなら、仕事の休憩時間に5分、煮詰まったらやる。リサーチで明らかに脳が疲れたらやる。パソコン見すぎて目がチカチカして来たらやる。そんな感じでそれぞれのできる範囲で取り入れてもらえたらと思う。

今日は長くなり過ぎるので、もっと詳しいハウツーの部分は次回に譲ることにする。次回はなぜ、瞑想が、呼吸が、デフォルトモード・ネットワークを使いこなせるようになるために役立つのかをお伝えしたいと思っている。私がリサーチする限り、まだまだその情報は限局的なものしか見当たらないので、もし続きが知りたいと言う方がいらっしゃれば、noteでも𝕏でも構わないのでコメントやリプをいただければ大いに励みになることは間違いない。

これからもトレーナーとして培ってきたモノを惜しみなく伝えていけたらと思っているので、フォローも是非!

最後までお読みいただき深く感謝して、今日はこの辺で。



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