見出し画像

美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 28  青森県八戸市1虎鯖 谷口板長

虎鯖 谷口板長

青森県八戸市は縁があって 何度も訪問している。八戸市を中心に近隣の南部町もお気に入りの場所。

八戸で初めて仕事をした際に知り合ったのが八戸ニューシティーホテルの谷口板長。15年ほど前のこと。当時板長はしめ鯖の商品化を考えていました。
八戸は、しめ鯖の生産量が日本一。日本全国どこに行ってもスーパーで売っているしめ鯖はほとんど八戸産。まあ名物ではあります。そんな中で板長のしめ鯖が勝ち残っていけるのか?疑問がありました。そこで食品のプロに相談。百貨店の催事担当者さんにお願いして評価をしてもらったのです。

そこで言われたのが、棒鮨を作ってくださいと。百貨店の催事では鯖棒鮨が強い。銘柄ブランド牛の弁当や海鮮弁当が人気の催事。その中でも鯖棒鮨は一定のファンがいて、売れるということでした。
そこから試行錯誤が始まって谷口板長の鯖棒鮨は合格点を頂戴し、全国美味いもの展に出店できるようになり、今に至るわけです。

八戸の鯖は昔、関西では高評価で、関西のバッテラや鯖棒鮨の原材料としてかなりの量が買われていました。

それが水揚げ高の減少で、関西の市場に出回らなくなり、気が付いたら八戸の鯖は忘れ去られてしまった歴史があります。
そんな歴史の中で谷口板長はもう一回八戸ブランドの鯖を世に問いたいと「虎鯖」の名前を冠につけて、今でも全国の百貨店催事に参加しています。

一度食べてみてくださいね。
八戸の虎鯖棒鮨を。

ここから先は

0字
地域で頑張っている人たちと一緒に学びたい。 全国の生産者を知る、食いしん坊の亀田武嗣のおいしい情報を掲載していきます。

年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?