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Madonna Rain

Madonna Rain MV

MadonnanのRainはEroticaに収録されている曲で、このアルバムの中では異色なイメージがある。

このMVには坂本龍一が出演している。
と言っても協演していのではなく、共演である。
Madonnaと坂本龍一の共演と聞けば、坂本のピアノでマドンナが唄っている所を想像しがちだが、左にあらず。坂本はあくまでもアクターとしての出演なのだ。

MVの内容は、MVを撮影しているスタジオがテーマで、坂本は監督役として出演してる。撮影に使われる小道具のカチンコには「リューイチ サカモト」の字もあるし、途中映るパソコン画面には、日本語で撮影予算の表やグラフが見えたり、スッタフも東洋人が多い。アジアンマネー全盛期な演出なのだが、どうみても日本ではない所が微笑ましい。

撮影風景そのものをMVにする演出で、当初マドンナ自身は監督役にはゴダールやフェリーニを考えていたらしいが断られ、坂本に話が回ってきたらしいのだが、ゴダールかフェリーニが出ていたらチネチッタでの撮影になったのだろうか。

そう考えると、マドンナは坂本を東洋人アクターとしか認識しておらず、彼の音楽を聴いた事さえないのかもしれない。

ちなみに、テイトウワもどこかに写っているらしいのだが、わからなかった。

坂本氏が逝去されてから、生前の画像を目にする機会が増えたが、このMVはあまり見ない。
単純にこのMVが好きなので、思い出して書いてみた。

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