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東京都卵子凍結支援:どこでやるのがいいの?〜文京区編〜


はじめに


東京都の卵子凍結助成とは?

東京都の卵子凍結助成がはじまりました!

キャリアとの両立などを意図した,健康な女性における卵子凍結は,保険が効かないので,とても高額でした。

令和5年度から,東京都では,最大30万円が支援されます。

ブログ主もそうですが,費用面で卵子凍結を諦めていた女性には朗報と言えるでしょう。



どのクリニックに行くべき?

助成事業の対象となる医療機関は,令和6年1月末時点で,60ヶ所ほどあります。

調べてみると,堅実な実績あるクリニックから,
安さを追求したクリニック,
痛みのなさを追求したクリニック,
そして,避けた方が良いクリニックまで,
驚くほど玉石混交であることがわかりました。

都からの助成があるとしても,
高いお金と,自分の健康がかかった決断です。
じっくり検討する価値はありますよね。

ここでは,文京区の助成対象となる全医療機関に関して,ブログ主が調べた情報を紹介していきます。

ソースは基本的にはクリニックの公式HPが中心です。一部,ブログ主が直接電話で確認した内容も記載してありますが,状況によって変わると思われますので,あくまでご参考程度に考えていただければと思います。

各医療機関に関して,
【総合評価】【実績・安全性】【痛みへの配慮】【費用】【受診しやすさ】の5項目に分けてまとめています。

スコアは,
A:医療機関の中で最も良いレベル
B:医療機関の中で良いレベル
C:医療機関の中で普通のレベル
D:医療機関の中で微妙なレベル
E:医療機関の中でこれを下回るものはないレベル
として,評価しています。

文京区は,以下の3つの医療機関が対象です。
それではどうぞ!




東京医科歯科大学病院

【総合評価】
評価:B
(※評価はブログ主の主観に基づきます。)


【実績・安全性】
評価:A
周産・女性診療科が設置され,不妊治療にも大規模に取り組んできた実績がある。

大病院なので,仮に卵子凍結に伴う医療ミスや重篤な副作用が生じたとき,即座に専門的な措置を受けられる。



【痛みへの配慮】

評価:B

静脈麻酔,局所麻酔が選択できる。

なお,静脈麻酔の場合,局所麻酔よりも,1万円ほど余分にかかる(令和6年2月に電話でブログ主が確認した情報なので,状況に応じて変わっている可能性があります)。

採卵針の太さが選択できるかは不明だが、できない可能性が高いと思われる。


【費用】

評価:B

初期費用:中程度の額。30-40万円が基本であるとのこと(令和6年2月に電話でブログ主が確認した情報なので,状況に応じて変わっている可能性があります)。

凍結更新費用:比較的安価。

参考:国立大学法人東京医科歯科大学病院諸料金規則

https://www.tmd.ac.jp/cmn/rules/houki/9hen/2shou/9234ryoukin.pdf



【受診しやすさ】
評価:D

かかりつけ医の紹介状がない場合,初診時に7000円前後を払う必要がある。

診察以外の事務手続き(支払いなど)にも,大きな病院なので時間がかかる。

ただし,JR・東京メトロ丸の内線のお茶の水駅から徒歩5分ほどであり,アクセスとしてはかなり良い。

初診の電話での予約受付時間が,平日12時ー16時までと短い。

受診は平日のみ可能,終了時刻も17時であるので,フルタイムで働く方が仕事終わりに行くことなどは難しいと考えられる。




東京大学医学部附属病院

【総合評価】
評価:C
(※評価はブログ主の主観に基づきます)


【実績・安全性】
評価:B

女性診療科・産科が設置され,ハイリスク妊娠など高度な技術を要求する妊娠・出産事例にも対応してきた実績がある。


一方で,2019年の段階では,東大病院では病気以外の理由での卵子凍結を受け付けていなかったと報じられている(ソース:下記の日本経済新聞の報道)。

ノンメディカルな卵子凍結に専門的に取り組んできたクリニックに比べると,細やかな配慮やノウハウ等はやや見劣りする可能性も考えられる。


【痛みへの配慮】

評価:B 

麻酔あり。静脈麻酔,局所麻酔が選択できる。


【費用】

評価:C

初期費用:中程度の額。約50万円が基本であるとのこと(令和6年2月に電話でブログ主が確認した情報なので,状況に応じて変わっている可能性があります)。

凍結更新費用:中程度〜やや高い額。卵子数に応じて変わる初期凍結費用に加え,毎年3万円の更新費用がかかると考えられる。

参考:国立大学法人東京医科歯科大学病院諸料金規則

https://www.tmd.ac.jp/cmn/rules/houki/9hen/2shou/9234ryoukin.pdf



【受診しやすさ】
評価:E

外来は金曜午前のみとされている。


かかりつけ医の紹介状がない場合,初診時に7000円前後を払う必要がある。

診察以外の事務手続き(支払いなど)に,時間がかかる。

立地としては,東京メトロ丸の内線の本郷三丁目駅・千代田線湯島駅から徒歩10分ほどであり,アクセスの良さは普通。




順天堂医院

【総合評価】
評価:評価不可能

※AMH値が低い方のみ,受診可能となる。別クリニックにて、AMH値の水準が、受診可能な程度に低いかどうかを、検査の上判断してもらう必要がある。紹介状必須。



文京区の助成対象の医療機関は以上です。
好評のようでしたら他の区についても今後追加していきたいと考えております。

ここまでお読みくださり,ありがとうございました。
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