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新型コロナの影響により家賃の支払いが困難な方へ【住宅確保給付金の申請方法】 ※5/7追記あり

新型コロナの影響により職場が休業や廃業することになり、収入が減少して家賃支払いが困難になってしまった方にとって重要なお知らせです。
一律10万円給付される「特別定額給付金」とは別でさらに給付金が貰える制度です。

※長文となっておりますが、とても重要な情報なのでどうか最後まで読んで頂けると幸いです。

生活が苦しくなってしまった方の為に厚生労働省が支給している「住宅確保給付金」という制度があります。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大等の状況を踏まえ、休業等に伴う収入減少により、離職や廃業に至っていないがこうした状況と同程度の状況に至り、住居を失うおそれが生じている方々に対しても、一定期間家賃相当額を支給できるよう拡充します。
※厚生労働省のご案内から引用

本来は離職・廃業によって収入が減少してしまい、家賃支払いが困難になってしまった方に給付する制度なのですが、今回の新型コロナによって条件が緩和され離職ではなく、休業なども含まれるようになりました。

【住宅確保給付金の該当要件】
・対象者
① 離職、廃業後2年以内の者
② 給与等を得る機会が当該個人の責に帰すべき理由・当該個人の都合によらないで減少し、離職や廃業と同程度の状況にある者
※②が新型コロナで条件が緩和され追加された部分です。離職・廃業だけでなく休業等で収入が減少した方も含まれるようになりました。

・支給期間
① 原則3ヶ月
(求職活動等を誠実に行っている場合は3か月延長可能(最長9か月まで))
※申請後、3ヶ月は支給対象となります。但し3ヶ月以内に収入が条件より上回った事が確認取れた場合は、その時点で支給が終了となります。

申請後、状況報告を行う必要があり、通常は週に1回の報告を行う必要があるそうですが、今後は月に1回の報告に変更される予定とのことです。

3ヶ月後も状況が変わらず困難な状況が続く場合は、再申請を行う形となります。※その際の用意する書類は簡易的なものになるそうです。
詳しくは下記にあるお近くの支援機関にご確認下さい。

・支給額(東京都特別区の目安)
① 単身世帯:53,700円
② 2人世帯:64,000円
③ 3人世帯:69,800円

・支給要件(該当する条件)
① 収入要件:世帯収入合計額が、市町村民税均等割が非課税となる収入額の1/12+家賃額(住宅扶助特別基準額が上限)を超えないこと(東京都特別区の目安)
単身世帯:137,700円、2人世帯:19.4万円、3人世帯:24.1万円

② 資産要件:世帯の預貯金の合計額が、以下を超えないこと(但し100万円を超えない額)(東京都特別区の目安)
単身世帯:50.4万円、2人世帯:78万円、3人世帯:100万円

③求職活動等要件:誠実かつ熱心に求職活動を行うこと
※申請時のハローワークへの求職申込が不要になります(4月30日~)
※③は新型コロナで条件が緩和され要件破棄となり不要となりました。

収入合計額の基準

収入と貯金残高が世帯数に応じた額を下回っていたら条件に該当します。

※5/7追記 この給付金の振込先は、「申請した本人(住居の契約者)」ではなく「貸主(大家さん)、又は貸主から委託された不動産事業者」になります。 給付金の申請が通ったら給付された金額を差し引いた差額分の家賃を貸主or不動産屋に支払う方法になります。こちらについては、現在の支払い方法や不動産屋によって対応方法が変わるのでこの記事をご確認後、住居を管理されている不動産屋に事前にご確認して下さい。

・申請に必要な書類

① 入居住宅に関する状況通知書(下記にPDFがあります。)
住居の管理している不動産屋に記入・捺印してもらう書類です。
書類を用意した上で不動産屋に対応してもらうよう伝えて下さい。

※上記の書類を対応頂く際に不動産屋さんに給付金の支給開始後の家賃(給付金を差し引いた差額分)の支払い方法をどのようにしたら良いかもご相談して下さい。

② 生活困窮者住居確保給付金支給申請書
※住宅確保給付金を申請する為の申請書です。
申請する場所にも置いてありますが、支援機構に問い合わせた所、申請する場所はかなり混雑している為、事前に用意していくとスムーズに対応出来るとのことです。

③ 収入証明書
※給与明細(直近3ヶ月分)、源泉徴収票、確定申告書(前年度)のいずれか
④ 貯金残高が分かる物
※最新の記帳をした通帳のコピーをご用意ください。
※③と④の書類で収入が下がっているかを確認するとのことです。

⑤ 身分証
※免許証、マイナンバーカード、保険証、パスポートのいずれか
⑥ 住居の賃貸借契約書のコピー
※初めに契約した契約書と更新されている場合は、一番新しい更新契約書をご用意下さい。
⑦ 光熱費、水道等の支払い済みの領収書
※引っ越し後、住民票を移されていない場合は⑦が必要となります。

必要な書類がたくさんありますが、①以外はご自身で用意できる書類です。
※不動産屋の対応が必要な①の書類は時間が掛かってしまう可能性があるので早めに準備した方が良いです。

・申請する場所 
※現在は郵送対応等は行っておらず来店申請のみ
お住まいの市町村の自立相談支援機関(下記にて一覧を掲載します)

平日8:30~17:15まで空いているそうですが、現在非常に混雑しているのとことで状況によって受付が早めに終了していまう可能性もあります。
4月30日は15時で受付終了したとのことです。(めぐろ くらしの相談窓口:東京都目黒区)
祝日は電話での問い合わせのみで申請受付は行っていないそうですが、今後の状況によってはGW中も申請受付を行う可能性もあるそうです。
詳しくはお近くの支援機関にご確認下さい。

・受給日
直近の受給日は、5月8日までに申請した場合、5月22日に支給予定となります。5月9日~5月22日に申請した場合、6月15日予定となります。
※こちらも支援機関によって前後する可能性があるので事前にご確認下さい。

緊急事態宣言も延期される予定となり、自粛期間も長くなり不安やストレスを感じる方が多くいるかと思います。
少しでも皆様のお力になれたらと思います。
これからも新しい役立つ情報があれば随時更新して行きます。

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