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全米起業教育No.1、バブソン大学の教え、その2

起業教育分野で25年連続全米1位、MBA取得30年連続全米1位バブソン大学の教授のセミナーに参加してきました。

その1で失敗すればするほど、学生が誇りを持てる教育についてお話をしました。その1はよかったらこちらからご覧ください。

ではなぜ起業するために、そのような教育をするのでしょうか?
1つは、失敗を重ねることで仕組みや経緯を理解できるから。実績が出ました、すごいですね。失敗しました、ダメですねの教育では、仕組みも経緯も理解できません。理解できないから、繰り返すし成長しません。

でもこれ、やりがちです。セミナーの中で、失敗するというのは試合に出るということです。なぜ負けるか、それは試合に出た回数が少ないからとおっしゃっていました。

たくさんの失敗=試合に出て、経験を糧にする事が大切。

そして、もう1つおっしゃっていたのは「ビジネスプランをそのまま実行して成功しているスタートアップはない!」

もっとどうすれば良いアプローチに変えるか、方向転換するところに、価値を見出す。決まったものを、失敗から学で、もっとこうじゃない?と反応してチェンジしていく。

これは起業に限らず、ビジネスで活躍するすべての人に共通する教育です。バブソン大学のミッションは「世界の幸せを形にする。」だから学生の起業が目的ではありません。

そしてこれは学生だけではなく、すべての大人たちに今必要な教育だと僕は思います。

今までは詰め込み型、より多く知っているビジネスマンが勝てたかもしれません。これからは実践、実行力です。何もなくても生きていく力、自分の人生の舵取りをできるオーナーシップ。人生の舵を自分で取れるから、やりたい仕事ができ、幸せになれるのです。

思ったより長くなったのでもう一回続きます。次回が最終回、バブソン大学の名物授業FMEについてお伝えしようと思います。


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