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どうやって情報に慣れるか?

昨日のブログで「オドガクを久々やったら踊り始めがこっぱずかしい」と書いた。一度習慣から外れてしまうと再始動するのに抵抗がでる。今まで無意識でやっていた事が意識化されるので「こっぱずかしさ」を感じるのだろう。このままやめてしまえば成長もここで止まる。ただ、積み重ねた記憶ややり方は、体の中に「財産」として残る。その「財産」を使うことで、再開したとき成長のルートにラクに戻れる。以前ブログで書いた「明日やる仕事をあえて少し手をつけておく」テクニックや、慣用句の「昔取った杵柄」、トレーニング用語「マッスルメモリー」も共通するものがあるのでは?たった2、3歩のスモールステップでも、学習を進めておく事は良い助走になる。

簿記の勉強、Blender、編み物。全くの未経験者だった私が初級者になる際、このスモールステップがなくて苦労した。特に独学の場合、手厚いサポートやスモールステップがないまま専門的な分野に飛び込むと、何をやっているのか、何を言ってるのか、何がわからないのかわからない、という「四方八方真っ黒闇状態」に陥りやすい。オドガクの狙いは、このスモールステップ作り。身に付けたい内容をカンニングして慣れておくのだ。

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「英語のリスニングはNetflixで覚える!」のような学習tipsも、OTJで仕事を覚える時も、学習の根っこは「その情報を知っているかどうか。慣れているかどうか」だ。情報の慣れには、「知らない」→「知っている」→「分かる」→「使える」の4つが見られる。

1番目の「知らない」は初見=未知の情報に触れている状況。先に書いた「四方八方真っ黒闇状態」がここに当たる。英語学習で例えると、「この単語なんていう意味?」の時。

2番目の「知っている」は「何回かその情報に触れたことがある」状態。「聞いたことがある」「見たことがある」「行ったことがある」だ。英語学習で例えると「この単語見た事ある!意味なんだっけ?」。

3番目の「分かる」は「情報の中身を理解して関係性を把握した」状態。「情報の整理整頓が進んだ状態」だ。辞書などで意味を調べたり、知ってる人に聞いてみて覚えるのがこれ。英語で例えると「これは副詞だな」や、「〇〇て言う意味だよね?」。

4番目の「使える」が、「情報を応用できる」状態。英語学習だと会話や文章で実際使ったりしているところ。

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学生の時、初めての簿記の授業で先生が「最初は何が何だか分からないだろうけど、とりあえず最後まで聞いて」と言ったのを覚えている。これは上記1番目の「知らない」のところだったのだろう。現在、私がやっているオドガクと睡眠学習の狙いは1と2。3へのスモールステップ作りだ。「英語のリスニングはNetflixで覚える!」といった学習tipsは、Netflixコンテンツを字幕で数多く見ることで1から3までを何回も体験するための例だろう。いろんな角度からたくさん触れた情報は慣れが進み、それに伴って詳しくなる。同時に他の情報ともつながって知識が大きく枝分かれしていく。「エウレカ!」のエピソードや「ひらめく」感覚、「アイディアが降りてくる」逸話はココだろう。

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追記
今日のブログは昨日のマインドマップメモの残り。まとめてみたら結構な量になった。ネタのメモはもっと少なくていいんだなぁ。

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