圧倒的アルコール感!
先日の話。
通称『呼子のイカ』で知られる、唐津市呼子町へ行ってきました。
日本一とも称されるイカはどんなものかと、割と車通りの少なくない山道をひた走る。
噂だけは聞いてますからね、鮮度抜群とにかく旨い、と。
しかしとにかく田舎の港町。このノスタルジックな雰囲気が更に期待値を高めてくれますよね。
今回は旅館 出雲さんに宿泊し、イカ三昧コースをいただくことに。
さてさて、夜も更け瓶ビールを一本頼んだところで、噂のケンサキイカとご対面。
4~10月半ばはケンサキイカ、それ以降の冬はアオリイカなんですって。
そして『呼子のイカ』とは主にはケンサキイカのことを指すそうで。
それは綺麗な白透明のケンサキイカの活け造りが出てきました。
これほどまでに、綺麗、というシンプルな表現が似合う海産物は初めて出会いましたね。
もちろん甘味も申し分ない。
ひとつ気になったのが、イカって、当然なんでしょうけど下足に近い部分より先端の方がコリコリして硬いんですよね。
そのコリコリ感も良いところなんでしょうが…
『美味しいけど、まぁイカだね』って思ってしまいました。
活け造りって、先端から食べてしまうじゃないですか。
もし下足の方から食べてたら、より感動したんだろうなと…高い値段払ってるから声を大にしては言えませんが(笑)
イカのお供は、地元唐津市の鳴滝酒造さんの『太閤 本醸造』。
この‘’圧倒的アルコール感‘’が地酒っていう感じですよね。原料アルコールだったり、もろみの早湧きによるものだったり、原因は色々あるんだろうけど…
旨味も濃く、香りも穏やか、キレがある分冷酒にしてもクイッと飲めます。
甘味、旨味の十分あるイカだったので、これが爽やかな旨味であったなら更に杯は止まらなかったでしょうね。
圧倒的アルコール感に邪魔された感覚ではありましたが、それでいいんです。地酒なので。
地元の空気を楽しめたこと、結果これが一番。
お造りを平らげた後に、残った下足を天ぷらにしてくれるのですが、これは秀逸すぎました。
適度なプリプリ感と、しっかりサクサクな衣。抹茶塩を付けて抜群でした。
もうちょっと胃に余力というか隙間があったなら…と満腹状態に少し後悔しました。
次回は呼子の朝市(日本三大朝市のひとつ)でビールとイカ焼きを食べながら、朝からうだうだするような旅をしてみたいですね。
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