素直になることが成長につながることがわかった
体操してきてよかったこと100のNo.52
素直になることが成長につながることがわかったについて深掘りしていきたいと思います。
素直とはなんでしょうか。
私が考える素直とは、教えてもらう人間の態度や姿勢のあり方なのかもしれません。
人の話を鵜呑みにすることはよくないとよく言われますが、一方で、鵜呑みに一回してみるというメリットも存在すると思っています。
それは教えを圧倒的に理解できるようになることです。
少なくとも教えた者の考えていることがわかるのです。
客観視は主観視より正しいことが多いようにも思います。
つまりは一度客観視を全面的に受け入れることです。
しかも、鵜呑みに一回やってみるものだから、つい教える側ももう一度何かいってあげようとなりやすいと思います。
そうすると、指導に”次”が生まれるわけです。
言ってもらうのと、言ってもらえないのとでは差は広がります。
誰の話を聞くかという重要なテーマも見捨てることはできませんが、基本的に素直に聞くことは、プライドや、見栄や、面倒臭さが勝ってやりたがらない人が多い中で、ただやるだけで差を生むのはシンプルかつ効果の高い考え方だと思うのです。
だから素直さは成長につながると考えているのです。
ことスポーツにおいては競争の世界ですから、できる人できない人の差は大きくなると思います。
と、このように言ってきてはいますが、話を聞いているようで聞けていない時もあります。
私は練習の中でそういうことに気づいて練習を工夫したこともあります。
それは「イエスマン週間」です。
素直を強制的に作る工夫です。
(但し、その場合のコーチはオリンピックチャンピオンと、元日本代表コーチの2名であり、私が信頼を置き、力を認めている方々です)
ルール①はい、わかりました、しか基本的に言えない
ルール②怪我や疲労を考慮してこれ以上はやばいというストップに対しては交渉できる
しっかり構築したシステムの中で行ったこの試みは、大成功でした。
苦手技の克服へのヒント、ストレスへの耐性、自分が鍛えたかった課題を見事に乗り越えた良い練習でした。
素直とは、教えてもらう人間の態度や姿勢のあり方。
これは傲慢になったり、満足が起きたり、変わりたくなかったり、自分の態度一つで吸収力が変わってきます。
素直に人から学ぶことを体操から学びました。
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