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20歳の明治大学生が東京・下北沢でカフェを開業した話

初めまして。
cafe. millenniumの代表をしております、神原と申します。
noteを通してカフェ開業当時から現在までの経営における学びを蓄積し、cafe. millenniumのスタッフへと引き継いでいけたら、と考えております。

初めてのノート投稿は、僕自身とカフェ開業までの経緯を紹介させてください。

僕は現在、明治大学の4回生で昨年(2021年)6月に東京・下北沢で「飲食店運営に興味がある学生のプラットフォーム」としてcafe. millenniumを開業いたしました。
経緯としては開業の6月から遡ること3ヶ月、カフェ好きな友人2人とイベント形式で4日間限定のカフェを開催しました。当時はよくある大学生のノリで「自分が主体となってイベントや店舗運営等の経験をしてみたい」ぐらいに考えていました。そのため、4日間のカフェ開催を通して何をしたいとか明確な目標は持っておりませんでした。(せいぜい、就活のネタになればいいかな..ぐらいでした笑)

そんな軽いノリで始めた4日間の経験は、自分の価値観を新しく形成するものばかりでした。その価値観は大きく2つあるのですが、どれも現在のcafe. millenniumにおける運営方針や、自分自身の行動規範にも直結しています。

1つ目は、本当の0から自分たちで創り上げたモノを他者へ提供することによる責任感と感謝です。
責任感とは、お客様からいただく金額以上のモノを提供できるかどうか、という点です。カフェで言うと、料理の味、接客、提供時間、お店の雰囲気・・全てが、誰かではなく自分の責任範囲です。サービスのどれか一つでも満足いただけなかったら、そのサービスを提供する空間自体を作り出した自分自身の責任なのです。どれかが欠落して、いただいた金額以下のモノを提供する空間は、それを創り出した人物の自己満足でしかありません。
創り出した側と受け取る側が真に対等な関係に成りうることで、感謝をいただくことができ、遂に自分が創り出したモノの価値が認められる。0から創り上げたモノの価値が認められる瞬間、感謝される瞬間は、今まで自分が誰かに何かを提供した時に得られた感謝とは比較にならないほどの感動を覚えました。
このことから、自分は自己満足ではない、本当に人から感謝されるモノを0から創り出し続ける人間になりたいという価値観を発見することができました。

2つ目は、自身で創り上げた環境が誰かにとって価値ある存在になり得ることの感動です。
冒頭でも記載した通り、4日間のカフェを終えた後はこれを継続する気なんて毛頭なかったです。にも関わらず、本格的にテナントを借りてもうすぐ一年経過するぐらいにカフェ経営を続けているのは、その4日間で出会ったお客さんに「自分も学生でカフェの企画運営に携わってみたい!」という声をいただいたことです。この環境に価値を感じてくれる人がいるんだ、という気持ちがここまで経営を続けている原点であり、存在理由でもあります。
「自分の創り出した環境に、こんなに価値を感じてくれる人がいるんだ」
という感動と驚き、
そして
「この環境に価値を感じてくれる人がいるなら、その人たちと一緒にこの環境の輪を広げていきたい」
これが今まで経営してきた全ての原動力になります。

この原動力をもとに経営しているからこそ、「自分が作り出した環境が、メンバーの子たちへ本当に価値ある経験を提供できているのか」という自問自答に今の今まで苦しめられるのですが。。(笑)

そんなこんなで、様々な施策を出し続けてお店を現在まで継続できています。メンバーも今ではありがたいことに12人。
そこに至るまでの過程や、施策、直面した問題など、ボチボチ文字に起こして2022年6月以降に引き継ぐ cafe. millennium のメンバーの子たちへ残していけたらなと。


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