2024千葉県公立高校入試 理科の出題予想(1)物理
光の反射
中1の物理では、光・音・力の3領域に分けられ、またそれらは重なる領域がないことから順番に出題されやすい傾向にあります。
2023年の本検査で力が出題され、追検査では音の出題がありました。そうすると光が出そうですし、過去3年間で、光は追検査での出題しかないのです。そろそろ本検査での出題のタイミングではないでしょうか。
さらに光には、大きく分けて「反射」「屈折」「凸レンズ」の3領域があります。しかも2021追検査で光の屈折、2022追検査で凸レンズが出ていますから、2024年では「反射」が激アツ状態にあると言えるでしょう。光の反射になりますと、過去20年間で2007→2013前期→2018前期(2018は光の屈折との横断での出題)としばらくメインで出されておりませんから、そろそろドカンと出題があってもおかしくないと思います。
光の反射がメインで出題されるときだと、入射角=反射角を利用した作図、合わせ鏡、全身を写す鏡の問題が出題されやすいようです。その辺りを問題をセレクトしてして解いておくといいと思います。案外演習不足になりやすい単元で、難問も多いので差がつきそうです。
光と色
光は「反射」「屈折」「凸レンズ」が3大出題分野になるんですけれど、新しい教科書になって入ってきた「光と色」もチェックしておきたいですね。どのジャンルでもですけど、新しい教科書で入ってきたところ哉、学年を移動した単元の出題が近年目立っています。念のため、チェックしておいてください。大日本図書の中1教科書だとP160〜P161になります。
オームの法則
中2の物理では、「電流と回路」「電流と磁界」「電流の正体」と大きく分けられていて、2023年の本検査で磁界が出題されています。2021年の本検査でも磁界が出題されているので2024年は出題確率は低くなるのではないでしょうか。そうすると、頻出の「電流と回路」からオームの法則が一番出題確率が高くなります。特に近年は「電力」「電流による発熱」の方の出題が多くなっていて、オームの法則がメインでは出題されていないんですね。2013後期→2016前期→2019前期→??そろそろオームの法則がメインで出題されそうです。
静電気
電磁誘導
もし中2物理でオームの法則が出題されにとしたら、あまり出題されていないところの大穴の出題になるかもしれないです。
特に「電流の正体」のところは、教科書では大きく扱われていますが、メインであまり出ておらず、そろそろ静電気のところなどが大きく出題される可能性もあるかもしれません。また前述のように近年出題の多い「電流と磁界」ですが、電磁誘導のところは出されていませんから、そこも警戒はしておいた方がいいでしょう。
水圧と浮力
中3の物理ですが、2023年の本検査では小問のみの出題でした。ですから2024年は本検査での出題確率が高そうです。本命は水圧と浮力です。中1から中3へと移行してきた単元になります。ちなみに、先ほどの中2物理でオームの法則が出題された、2016前期と2019前期のときには2回とも水圧と浮力も出題されています。一緒のタイミングで出題すると難易度がちょうどよくなるのかもしれません。
台車の運動:力を受け続けるときの物体の運動・台車につけたおもりを落下させて記録する実験
台車のところも中3物理ではよく出題されます。注目したいのは、近年出題があまりありませんが、2004→2011後期→2016後期とそれなりに出題されている「台車につけたおもりを落下させて記録する実験」です。大日本図書の教科書だとP39に載っている実験になります。力を受けない等速直線運動の台車の運動との対比で掲載されている実験です。
エネルギーとその移り変わり、エネルギーの保存と効率
中3物理は昨年出題されていないので、広めに狙っていきましょう。2023年追検査では仕事が出題されています。2022年前期は力学的エネルギーが出題されています。出題されていないところになると、エネルギーとその移り変わり、エネルギーの保存と効率のところです。教科書ではそれなりの分量で扱われていますが、出題がほとんどありません。ノーマークになった頃に狙われる可能性もありますから警戒しておいてください。大日本図書の教科書だとP66〜P77になります。
新出の放射線と併せてまとめてみました。
↓
2024千葉県高校入試理科の出題予想記事
(1)物理
(2)地学
(3)生物
(4)化学
その他の入試直前にオススメの対策記事
塾に通っていない生徒、塾に通っていても頼りにならないところに通っている生徒達が受験で不利にならないよう発信活動しています!あなたのサポートが支えです!