クラウドファンディングの成功のコツは原理原則を大切にすることに尽きる

2012年3月からクラウドファンディングを活用しています。

日本でクラウドファンディングがはじまったのがReadyforとCampfireがローンチした2011年なので、初期のころからクラウドファンディングを見てきたことになります。

2012年当時は団体職員として活用していましたが、2016年に独立してからはクラウドファンディングのコンサルティングをお願いされることが増えてきました。

どのプラットフォームを使えばよいですか？

実行者の方が最初のぶち当たるのが「どこを使えばよいか」です。

Readyfor？Campfire？GoodMorning？Makuake？MothionGallery?A-port?

各プラットフォームに得意分野や強みがあるので、それを考慮して決めるのが王道です。

他には同じ分野のプロジェクトがどれくらいあるのかも確認するようにしています。 

クラウドファンディングの準備・実行中にやることをやるだけ

どのプラットフォームを使おうが、成功するかどうかは準備や実行中にやることをやるだけ。

でもやることって何？

のところをお伝えするようにします。

今月、伴走支援をしたクラウドファンディングの実行者の方が感想を書かれていました。

Readyforを利用

行けなくても訪ねられる図書館！子どもの本の世界を拓くWebサイト

目標金額：2,500,000円　達成金額：3,591,000円

寄付者：170人

▼感想をいただきました！

皆様へのお礼【Webサイトができるまでを振り返って】 2019 年度、2020年度と２年にわたって、総務省地域情報化アドバイザー派遣制度を活用し、「NPO...

Posted by Akiko Kariya on Tuesday, May 10, 2022

2021度は、いただいた助言を元に資金獲得と館のデジタル化を実行するべく、Webサイトリニューアルのために、クラウドファンディングを活用して資金調達を行いました。岡本さんの紹介により、認定ファンドレイザーの鎌倉幸子さんに伴走支援を依頼し、クラウドファンディングについて、実際に経験することで学びながらの数ヶ月間でした。（中略）
クラウドファンディングは、鎌倉幸子さんの伴奏支援がなくては達成できませんでした。

Campfireを利用

【弘前】人の循環を生み、挑戦のプラットフォームに！ ゲストハウス改修プロジェクト

目標金額：4,o00,000円　達成金額：5,605,700円

寄付者：401人

▼感想をいただきました！

【クラファン振り返り】 早いものでクラファン終了から1ヶ月が経とうとしている…改めてですが皆さんあたたかい応援（とご心配）を本当にありがとうございました！！工事も始まりました～～ 今回はじめてのクラファンということで、備忘も含めちょっと振...

Posted by Ishiyama Saki on Thursday, May 12, 2022

そして今回は 鎌倉 幸子 さんの伴走支援がなければマジで絶対無理でした！！！クラファンの基礎知識はもちろん、各地の事例をたくさん教えてくれ、方々へお尻たたきをしてくれ、もはやチャットみたいに相談にものってくれ、何より即レス！即レス！googleで調べるより早かったｗ　ほんとにありがとうございました！！😭
秋頃に鎌倉さんをお呼びしてオランドでクラファンセミナーもやるので、興味ある人はぜひ参加してくださいー！

成功のために伴走支援者としての役割とかお願い

0. 原理原則をお伝えするので騙されたと思ってやってもらいたい

タイトルのつけ方、ページの文字数、写真の選び方、広報・PRの仕方など、2012年よりさまざまなクラウドファンディングを見てきた人間としてアドバイスをしています。まずは騙されたと思ってやってみて欲しいです。

あと1回伴走支援をしたプロジェクトの実行者には、2回目は自分自身でできるようにと思いすべての情報は出し切っています。

1. 悩んだら即メッセージを！

実行者とのやり取りはFacebookのメッセンジャーを使っています。

LINE、ChatWorkやSlackを使うこともありますが、なんとなく、メッセンジャーがやりやすい（笑）

悩んだら、どんな些細なことでも構わないので、メッセージをお願いしています。

ちょっとでも「あれ？どうなの」と悩んだら、つぶやくくらいの手軽さでどんどん投げてもらっています。

小さな疑問から手が止まってしまうよりは、その場で解決して次に進んでもらいたいです。

2. アラートもすぐ出してもらう！その場合は作業も手伝う

私は実行者と週に1度、会議をします。会議で次の1週間でやることを話します。

その会議で「わかりました」と言っていただいたのに、次の会議で「まだできていません」「やっていません」では1週間のロスが生じることになります。

「風邪ひいたので作業ができない」というような、アラートをいただけたら、私が作業を巻き取ることもできます。

怖いのは連絡がなく、作業がストップしたままで、時間が流れることです。

3. お伝えしたことはやってもらいたい

過去100件ほどのクラウドファンディングの伴走をしました。

やっぱり「今このタイミングでこれをやればよい」というようなポイントってあるのです。

お伝えしたことは、実行してもらえると嬉しいです。

自分で試行錯誤して勝ちパターン見つけることは、自分の力になることは間違いないです。

ただ限られた数週間、数ヶ月のプロジェクトの期間中、効率よく進めるために伴走支援者を活用するのも手です！

さぁ目標達成というまだ見ぬ世界へ！