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理想的熟女になりたくてサバの味噌煮を作ってみた

昨日の日記の終わりに「まずはさば味噌煮を作ることから始めよう」と書いたからには有言実行である。

いかがだろうか?こちらのバッグ。なかなかの生活感、つまり熟女感を感じるかと思う。このバッグは500JPだな。

急に「JP」などという謎の概念を持ち出してすまない。この「JP」だが、JPモルガンでもなければジャン=ピエール・ポルナレフでもない。「熟女ポイント(Jukujyo Points)」の略である。

「略である」と言われたところで訳が分からないとは思うが、理想的熟女に近づくために設定した。何事も数値化してみないと進捗が分からなくなってしまう。

先程のお買い物カゴは500JP、愛する夫にサバの味噌煮を作る行為は1000JPだ。しかし今回は私の脳内にいる妄想の夫(阿部寛)のために作るのでちょっとマイナスして450JPにしておこう。

一応ゴールも設定した。2000万JP貯める。

『2000万JPで上沼恵美子になれる』という設定を勝手に作ってみたのだが、2000万JP貯まるころにはリアルに恵美ちゃんと同い年になっているかもしれない。熟女道、かくも険しけりである。

サンリブでサバの切り身とちくわを買った。冷蔵庫にピーマンが残っていて使い切りたいので『ピーマンとちくわのきんぴら』も作るのだ。どうだい?余り物のピーマンを使ってもう一品。JP高めだろう?

いざ料理に取り掛かってみるとサバの味噌煮が案外楽勝なのである。

切り込み入れて湯通しして味噌や調味料と煮込むだけ。全然楽勝じゃん。

と思ったら最後に罠が待っていた。火が通ったらサバを皿に取り出して、味噌をとろみがつくまで煮込むのである。これがなかなか面倒くさい。確かに夫を深く愛してなければサバの味噌煮なんか作らないかもしれない。今日の学びである。

そんなこんなで完成した本日の昼食がこちら。

実際には私が食べるのだが熟女感を高めるために妄想の夫(阿部寛)を召喚する。

阿部寛「ただいま」

私「おかえりなさーい」

阿部寛「あれ?この匂い…もしかして今日さば味噌?」

私「うん。好きでしょ?さば味噌」

阿部寛「まじかぁ!飲み会断って帰ってきてよかったー!」

ここまでニヤニヤしながら打ってたんだけど少し死にたくなったのでこの辺でやめる。

とりあえずサバの味噌煮はめっちゃ美味しかった。これを食べたら缶詰の味噌煮なんぞもう二度と食えない。私の頭の中の寛も「やっぱ君の味噌煮が一番うまいよ」と言いながら白米をおかわりしている。食後は私のことも召し上がって頂いてもらって何杯でもおかわりして頂きたい。当然私も寛の米びつが空っぽになるまでおかわりさせて頂く所存であります。

脳内の寛と共に「やっぱ手間暇かけて作る料理は違うよねぇ美味しいよねぇ」と箸を進めていくうちに衝撃の事実が発覚した。

ピーマンとちくわのきんぴら、めっちゃくちゃ美味しい。なんじゃこりゃ。何杯でも米が食えるで。寛どころか私の頭の中のポルナレフが「ブラボー!おお、ブラボー!」と仰向けで宙に浮いて拍手してる。なんてこった。

ピーマンとちくわを刻んでごま油で炒め、しょうゆ酒みりんという鉄板調味料で合えただけの時短簡単料理の方が、手間暇かけたサバの味噌煮より美味いという事実。まあ人生こんなもんである。

最後に、お料理してる最中に思わずつぶやいたツイートを貼って終わろう。

じゃあねー!

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