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【ブランディング入門】デジタル系広告代理店に転職して最初に読んだ4冊

ブランディングやマーケティングについて考えるエージェンシーで働きはじめて、業務を進めながら覚えるOJTだけじゃ知識が追いつかなかったので、本を読みはじめました。本から何を学んだのか、備忘録的に簡潔にまとめます。同じような境遇の方が読む本の参考になればと。

『ブランド論』デービッド・アーカー(ダイヤモンド社)

ブランドの神様、デービッド・アーカー氏の入門書とも言うべき書籍。「ブランドを知りたいなら絶対読め」と誰かから言われました。1年半前に読んだときは意味がわからなさすぎて途中で挫折しましたが、今回は読み切れました。

ブランドとは何か、そもそも必要なのか、どう作り上げていくのかなど、ブランド活動の全体像を掴むのに最適な一冊だと思います。ただ、これまでブランドについて全く勉強した経験がない人にとっては、耳慣れない単語がズラリと並ぶので、1年半前の自分と同じく、途中で挫折するかもしれません。はじめての人は、以下のような図解入りの解説書からはじめたほうがよいと思います(自分は読んでませんが、よく見るので)。

『ストーリーで伝えるブランド』デービッド・アーカー(ダイヤモンド社)

同じくブランド神・デービッド・アーカー氏の新しい本です。ブランドストーリーについて解説しています。近ごろの広告業界で叫ばれている「ストーリーテリング」の重要性について述べている本です。

「うちのブランドは○○だから良いぞ!」という事実だけを伝えてもユーザーの記憶に残らないので、ブランドの象徴的なエピソードを用いた『シグネチャーストーリー』を使いましょう、というお話。

各章の最後にまとめが書いてあり、ここだけさらっても良いと思います。訳者のがんばりなのか、ほかのアーカー氏の本よりめちゃくちゃ読みやすいです。自己紹介にも使えるTipsが最後に入ってたので、入社時に使いました。

『マンガ孫氏・韓非子の思想』(講談社+α文庫)

日本におけるブランディング・マーケティングの第一人者・Coup Marketing Companyの音部さんがブログで推奨していた本。先ほどのブランディング本を2冊読んで疲れたので、サラッと読めそうだと思って買いました。

孫氏は軍事における戦略、韓非子は性悪説を源泉とする人の動かし方を説いてます。現代のシチュエーションにおきかえると、孫氏はマーケティング、韓非子は組織マネジメントと、どちらも現代の会社運営に通ずる話だなぁと。

古典には普遍的なモノの考え方が描かれているので、読んでおきたいなと思いつつ、いかにも重そうな表紙の本の印象が強くて手が出せてなかったので良い機会でした。マンガなので、読むのがめっちゃ楽です。

『アドテクノロジーの教科書』広瀬 信輔(翔泳社)

完全に仕事で必要になった本。デジタルマーケティングラボのサイトを書籍用に追記・再編したもの。自分はオウンドメディアの運営は経験があるのですが、ペイド領域は全くわからなかったので、アドテクの変遷をまとめて理解するために買いました。

サイトにも十分な情報量があるんですが、体系的に身に入れたい情報は書籍で読みたい派です。スマホやらPCでは長いこと読むのがツラくて、頭に入らない気がするんですよね…

所感としては、進化の早いこの業界、2016年初版なので記述が少し古い感も否めず。アドテクの歴史把握にはGoodですが、最先端のキャッチアップにはむかないと思います。自分のような「アドテク?DSP?」みたいな人には良いかと。

来月も読書がんばるぞい

今月はブランディングの基礎固めでした。デービッド・アーカー氏の「ブランド・エクイティ戦略」も読もうと思って買ったのですが、分厚くてまだ手を出せてません。

来月はPR(Public Relation)について勉強しようかと思っていますが、家の積ん読たちの消化月間になるかもしれません。とはいえ、マーケティング/ブランディングは中心テーマなので、この領域はいつでも読みます。勉強するのにおすすめの本があれば教えてください!目指せ1週間に1冊!(本のボリュームは問わず)

サポート以上にお返しできるようにがんばります!