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もし調理テクを磨くのなら、それ以前におさえておきたい野菜の保存方法

みなさんは食材を買った後、どのように食材を保存していますか?

湿気過多、夏場で気温も上がり、食品の状態にはいくらか気を使う季節ですね。
冷蔵物は買ってそのまま冷蔵庫へ、という方がいらっしゃると思います。
でも、物によっては案外そのまま放り込むのはよろしくないようなのです。

おいしい料理を作ろうとするには、調理テクニックを語るより、食材が新鮮であることが前提になります。
日々サラダを作るにあたって野菜の保存に関しては痛い思いもしてきたため、失敗を踏まえて今日は野菜の保存方法について考えてみようと思います。


食材の適切な保存方法

食品といっても様々な形態で売られ、保存方法も様々です。

加工品であれば、商品パッケージ裏に原料名と共に一言書かれていますね。
冷暗所で保存、開封後は冷蔵保存などです。

これが、生鮮食品であれば、保存方法については大抵何も触れられていません。
つまり、個人の裁量にお任せなのです。


野菜の保存方法は適切か?

では、野菜ではどうでしょうか。
自分に問いかけます。

「買ってきたニンジン、冷蔵庫に放り込んでいいの?」

いいのかな…。
そもそも、ニンジンだろうがなんだろうが、どうやって保存するかまともに考えたことない、という方も多いのではないでしょうか。


そして事件は起きる

保存がきくから、と買ってきた状態そのままで冷蔵庫に長らく入れておいたニンジンさんです。

ある日、見たところ、水が浸みてひたひたになっています。
ああ、やってしまった…。

人間は悲しみを通して初めて反省するものです。
これではいかんと食材の保存方法を見直すことにしました。


ニンジンの保存方法を見直す前と後

悲しい思いをしたニンジンを例にしてみます。

見直す前:そのまま(ビニールに2〜3本入った状態)
→ビニールの中でニンジンの水分が蒸発して結露が発生
→この水分が再びにんじんにかかってふにゃふにゃに(腐敗が進む)
見直す後:キッチンペーパーに巻く&ポリ袋に入れる
→ニンジンの水分はペーパーが吸収してくれる
→1週間はもちました

1本だけペーパーで巻いて袋にぐるぐる

こんなにも違うものかと驚いたものです。
ニンジン1本ずつペーパーで巻くのは面倒ではあるんですが、後日しなびたニンジンを捨てなければいけないという状況に比べたらマシです。

少しヘタが成長しています


【考察】スーパーと自宅では適切な保存方法が違う

スーパーで売る時に考慮してくれたらいいのでは?という話ですよね。
ニンジンを例に自宅保管と比較してみます。

● スーパー
・ 省スペースかつ陳列しやすいように袋詰めされている
 (ニンジンであれば上下互い違い)
・ 客に見えやすいように透明の袋に詰められている
 (通気性が悪い)
・ スーパーそのものが冷えていることも多く、スペースの関係か、常温保存されていることも多い
● 自宅
・ 生えている状態で置く(ニンジンであれば葉の部分が上)
・ 湿度をコントロールするためにペーパーで巻く(ニンジンも呼吸して水蒸気を発散する)
・ 冬場は常温保存もありだが、湿度温度の高い夏場は冷蔵保存が吉

スーパーで売られている時は売る側の事情があると思われ、必ずしも中長期の保存に適した形にはなっていないようです。
そこで自宅に持ち帰った時は自宅の状況にあわせて、野菜の状態を見直してあげた方がよさそうです。


【まとめ】野菜をスーパーから持ち帰ったら自宅スタイルで保存してあげよう

それぞれの野菜にあわせて「保存方法」に着目してあげると食材が喜びそうです。

1つ注意しておきたいのは、親や家庭科の授業で習った知識が、現代になって覆されていたりします。
野菜そのものは何十年前から変わらずとも、技術や常識は案外変わっているものなので、疑って学び直しは効きそうです。

といっても野菜は数多く、いきなり全てを把握するのって難しいです。
私も日々習得中なので、有用な情報があればこちらで発信していきますね。

基本に立ち返り、野菜を手にしてはお勉強中です


おわりに

ご覧いただきありがとうございました。

日頃からサラダ作りを楽しむヒントをマガジンにまとめていますので、ご興味ありましたらどうぞ。


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