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#74 「アルコール依存症になって」 断酒を続け仕事を再開、毎日が充実していたが、、、


アルコール依存症から再起に向けて生きるブルースです
私にはまだ「夢」がある。「アルコール」とは決別し、その夢を叶える為、新らたな人生を歩んでいるアラ還だ


朝起きて1番最初にする事は掃除だ。
ここまで綺麗にして貰ったら髪の毛一本落ちていても気になった。部屋を綺麗に保つ事で、私自身の身も心もクリーンな状態を保っている感覚だった

そして仕事を探し始めた
時期は真夏、まだ体力が戻りきっていない体に容赦なく暑さがのしかかってきたが、断酒し生活を立て直すやる気の方が圧倒的に強く暑さでバテる事は無かったが、ビールを飲みたい欲求はかなり強かった。ただ断酒して2ヶ月もすれば飲酒欲求も無くなった

仕事はあっさり決まった
過去のキャリアをアピールしながら、一方でアルコール依存症の治療歴は絶対的に隠していた。それからは酒浸りの生活から一転毎日規則正しい生活になった

朝は5時に起き、掃除、朝食、筋トレなどをし、朝の8時から夜の8時まで仕事をし帰宅。シャワー浴びて夕食、そして10時には就寝。夜8時まで仕事をしていたのはコロナで店が閉まっており飲みに行く事を避ける為でもあった

やはり男は仕事をしないとダメになる、改めてそう感じた。お金に不自由しなくても、夢も無く毎日情熱を持ってやる事もない。今で言う「FIRE」を8年も前にしていた私の実感だ。やる事が無いので昼間から酒を飲み出し、しまいには自堕落になり朝から飲みだす。楽しみはそれくらいしかなくなり、健康、家族、仕事、家、友人、信用など全てを失ってしまった。しまいには入退院を繰り返し、専門施設にまで入りホームレスにまでなった

前にも言ったが「暇がアルコール依存症を作る」

目的のないFIREなどすべきでは無い、お金だけで人生自由になる事はない、逆に不自由になる事はあると断言できる。想像してみて下さい、お金はあっても何もすることがない毎日を、すぐに飽きますそんな生活は

睡眠障害は続いていたので眠剤だけは処方して貰っていたが、毎日が充実し飲酒欲求も無く8ヶ月が過ぎこのまま断酒し続けていけると自信があった

ただ専門病院でも何度も言われていた

「アルコール依存症は断酒で回復はするが完治はしない。いつなんのきっかけで再飲酒することになるかは誰にもわからない」

私にもこの再飲酒のきっかけがくる事になるとは想像もしていなかった



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