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やりすぎることの大切さを教えてくれた|『天使にラブ・ソングを・・・』

最近は雨が続いてますね。土曜日ということで、久しぶりに観直して元気をもらった映画の話です。1992年に公開された『天使にラブ・ソングを…』、本当に観てよかったです。ただ昔の映画すぎてちょっと困ったこともありました。

Google Play Movieの落とし穴

Googleで映画のタイトルを検索すると、大抵ロゴが出てきますよね。

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どのサービスで視聴できるのか、アイコンと併せて表示されます。それがですね、今回はYouTubeで300円のレンタル扱いだったんです。

正直「なにこれ?」って思いました(笑)。

世の中の大抵のコンテンツって、Hulu, Netflix, Amazon Prime のどれかにはあるじゃないですか。でも、そのどれにもなかった。最終的には Google Play Movie という、これまた「聞いたことないけど?」というところで、買うのにも10分くらいかかって。ここで1回やる気が削がれましたね(笑)。


『天使にラブ・ソングを…』の思い出

19歳くらいのころの話です。
大学もほとんど行っていなくてニートみたいなとき。あの頃はまだ、あまり映画を観ていなかったんですが、音大出身の友達に「『天使にラブ・ソングを...』っていいよね」って話をされたことがきっかけになって観ました。

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そこで「めっちゃいい映画じゃん!」と思って、続編の『天使にラブソングを2』も観ました。すると最近になってまた、誰かからおすすめされたんです。(誰からだったのかは、いつも思い出せないのですが。)

ただ、今となってはまったく内容を思い出せませんでした。それを「あかんなあ」と思ってなんとなく観直したのが今回です。


重い映画と楽な映画

印象に残っているシーンから考えたことがあります。

『天使にラブ・ソングを…』あらすじ
ギャングの愛人であり、殺人事件の現場を目撃した、しがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたコメディー。
(引用元:Wikipedia

主人公のデロリスは、殺人現場を目撃してしまった後に逃走するんですよ。こういった本来だったらハラハラするような場面でも、BGMを含めて終始コメディになっていました。そこが「本当にこの映画を観てよかったな」と、思わされた理由の1つですね。

やっぱり楽なんです

ぼくは重い映画を家で観ることは、しないようにしています。理由は、作品に引きずられてしまうからです。観るのが映画館なら、まだいいと思います。でもですね、今回のように夜に家で1人iPadで映画を観ようというときに、暗い作品を選んでしまうと、

観た後に眠れなくなってしまうんです。

そんなぼくからすると、デロリスが追われるようなシーンもBGMがコメディだったので「めっちゃ面白いじゃん」と思って、心の底から楽しめました。


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ウーピー・ゴールドバーグ
主演のウーピー・ゴールドバーグさんのことは「俺でも知ってる名前だな」と思ったんですが、「こんな人の映画ってないよな」「そもそもこういう設定だったんだ」「愛人役だったんだ」と、どんどん思い出していきました。それすらも覚えていなかったんですね(笑)。
『プラダを着た悪魔』
デロリスが修道院を訪れるシーン。そこで園長が「ここに来たのも神のご意志」と言うんですけど、そこでまた『プラダを着た悪魔』を思い出しました。ミランダとアンディが、出張先の車内で話していたシーンです。「仕方ない」を「選んでいる」話がフラッシュバックして、2つの作品の間に繋がりを感じました。


やりすぎること

修道院ではなにをやっても上手くいかなかったデロリスは、聖歌隊に入ることになるんですが、ここからの展開が好きでした。

ぼくはマンガもそうなんですけど、練習を経て実力が発揮されるところが1番楽しい。例えば、『幽遊白書』で修行をした後に霊丸が打てるようになったとか、『DRAGON BALL』で精神と時の部屋から出てきてスーパーサイヤ人3になったりとか。そういう展開が好きなんですね。

だからこそ、聖歌隊が成長して発表を迎えられたシーンは最高でした。

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楽曲も良かったですよね。『Hail Holy Queen』最高じゃないですか。

はじまりは王道の賛美歌。そこで終わっておけばいいのに、どんどん盛り上げていきますよね。あの転調が最高でした。こうやってやりすぎちゃうところ。やっぱり、やりすぎってあるところでは大切なんだと思います。

及第点が求められるときもあるとは思うんですけど、やりすぎがちょうどいいこともあります。それは楽しむことも同じです。ご飯を食べるにしても「どうやってこの瞬間を楽しもう」と考えて行動するのと、そうしないのでは全然違いますよね。

このシーンは「世の中楽しまないと意味がないよね」っていうことを、教えてくれたなと思いました。攻めるんだったらとことん攻める。

ただいつの時代も「それがいい時代があったよね」と言われるように、巡っていくものでもあると考えています。それがずっと良いとされるかは別として「1回はちゃんとやりすぎる経験をすることが大事なんだよな」と思いました。


風が吹いている

時代は常に変わっていきます。例えばT Vの内容もそうですよね。すべてが去年と同じなんてことは、まずありません。人も会社も変わります。

そのなかで「せっかく巡っていくんだったら、ワンチャンでもいいから、しっかりとやりすぎて作っておきたいな」っていうことを、この映画を観た後で思ったりもしました。

やりすぎて作ることをピークだとすると、その対義語にピークアウトという言葉もありますけど。それでもやっちゃっていいんじゃないかなって。

ビジネスの話をするときに「風が吹いている」「風の向き」「風向きが変わった」といった表現がありますよね。ぼくは「風が吹く」という状態は、時代によってもたらされるものだと考えています。

一方で、風を吹かせようと大金を投じてCMを打つといった方法もあります。でも「風が吹いている」という状態は作り出そうとしてできるものではない、少ないビジネスチャンスだとぼくは捉えています。

だからこそ、そのときはとことん乗っちゃえばいいと思うんです。


本当に観てよかった。

これなにがすごいって、最後にローマ法王が聖歌隊の歌を聴きにくるんですよ。ここで「なんて神々しいシーンなんだろう」って思いました。

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しかも、このときはもうデロリスはベールを被っていないんですね(笑)。

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「こういう映画だったら、ちょっと英語勉強できるかな」って思ったりもしましたね。セリフと翻訳を比べて「ああ、そういうことね」ってなったりしてみたいなと。それから最後の『I Will Follow Him』もいいですよね。

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ピアノのおばあちゃんも可愛いんですよ。特に転調していくとき。この映画を観終わった後、聖歌隊が生まれ変わっていくシーンとローマ法王のシーンを2回ずつ観直しました。

それでもやっぱね、上がったんですよ(笑)。
本当に観てよかったなって思っています。


(画像引用元:映画.com, GIPHY)  



今日はこんなところで!



最後に。(やっぱり毎回言おうと思います)
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