![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28162517/rectangle_large_type_2_1f1074236e9da570bfbac68156a46c8c.jpg?width=800)
やりすぎることの大切さを教えてくれた|『天使にラブ・ソングを・・・』
最近は雨が続いてますね。土曜日ということで、久しぶりに観直して元気をもらった映画の話です。1992年に公開された『天使にラブ・ソングを…』、本当に観てよかったです。ただ昔の映画すぎてちょっと困ったこともありました。
Google Play Movieの落とし穴
Googleで映画のタイトルを検索すると、大抵ロゴが出てきますよね。
どのサービスで視聴できるのか、アイコンと併せて表示されます。それがですね、今回はYouTubeで300円のレンタル扱いだったんです。
正直「なにこれ?」って思いました(笑)。
世の中の大抵のコンテンツって、Hulu, Netflix, Amazon Prime のどれかにはあるじゃないですか。でも、そのどれにもなかった。最終的には Google Play Movie という、これまた「聞いたことないけど?」というところで、買うのにも10分くらいかかって。ここで1回やる気が削がれましたね(笑)。
『天使にラブ・ソングを…』の思い出
19歳くらいのころの話です。
大学もほとんど行っていなくてニートみたいなとき。あの頃はまだ、あまり映画を観ていなかったんですが、音大出身の友達に「『天使にラブ・ソングを...』っていいよね」って話をされたことがきっかけになって観ました。
そこで「めっちゃいい映画じゃん!」と思って、続編の『天使にラブソングを2』も観ました。すると最近になってまた、誰かからおすすめされたんです。(誰からだったのかは、いつも思い出せないのですが。)
ただ、今となってはまったく内容を思い出せませんでした。それを「あかんなあ」と思ってなんとなく観直したのが今回です。
重い映画と楽な映画
印象に残っているシーンから考えたことがあります。
『天使にラブ・ソングを…』あらすじ
ギャングの愛人であり、殺人事件の現場を目撃した、しがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたコメディー。
(引用元:Wikipedia)
主人公のデロリスは、殺人現場を目撃してしまった後に逃走するんですよ。こういった本来だったらハラハラするような場面でも、BGMを含めて終始コメディになっていました。そこが「本当にこの映画を観てよかったな」と、思わされた理由の1つですね。
やっぱり楽なんです。
ぼくは重い映画を家で観ることは、しないようにしています。理由は、作品に引きずられてしまうからです。観るのが映画館なら、まだいいと思います。でもですね、今回のように夜に家で1人iPadで映画を観ようというときに、暗い作品を選んでしまうと、
観た後に眠れなくなってしまうんです。
そんなぼくからすると、デロリスが追われるようなシーンもBGMがコメディだったので「めっちゃ面白いじゃん」と思って、心の底から楽しめました。
ウーピー・ゴールドバーグ
主演のウーピー・ゴールドバーグさんのことは「俺でも知ってる名前だな」と思ったんですが、「こんな人の映画ってないよな」「そもそもこういう設定だったんだ」「愛人役だったんだ」と、どんどん思い出していきました。それすらも覚えていなかったんですね(笑)。
『プラダを着た悪魔』
デロリスが修道院を訪れるシーン。そこで園長が「ここに来たのも神のご意志」と言うんですけど、そこでまた『プラダを着た悪魔』を思い出しました。ミランダとアンディが、出張先の車内で話していたシーンです。「仕方ない」を「選んでいる」話がフラッシュバックして、2つの作品の間に繋がりを感じました。
やりすぎること
修道院ではなにをやっても上手くいかなかったデロリスは、聖歌隊に入ることになるんですが、ここからの展開が好きでした。
ぼくはマンガもそうなんですけど、練習を経て実力が発揮されるところが1番楽しい。例えば、『幽遊白書』で修行をした後に霊丸が打てるようになったとか、『DRAGON BALL』で精神と時の部屋から出てきてスーパーサイヤ人3になったりとか。そういう展開が好きなんですね。
だからこそ、聖歌隊が成長して発表を迎えられたシーンは最高でした。
楽曲も良かったですよね。『Hail Holy Queen』最高じゃないですか。
はじまりは王道の賛美歌。そこで終わっておけばいいのに、どんどん盛り上げていきますよね。あの転調が最高でした。こうやってやりすぎちゃうところ。やっぱり、やりすぎってあるところでは大切なんだと思います。
及第点が求められるときもあるとは思うんですけど、やりすぎがちょうどいいこともあります。それは楽しむことも同じです。ご飯を食べるにしても「どうやってこの瞬間を楽しもう」と考えて行動するのと、そうしないのでは全然違いますよね。
このシーンは「世の中楽しまないと意味がないよね」っていうことを、教えてくれたなと思いました。攻めるんだったらとことん攻める。
ただいつの時代も「それがいい時代があったよね」と言われるように、巡っていくものでもあると考えています。それがずっと良いとされるかは別として「1回はちゃんとやりすぎる経験をすることが大事なんだよな」と思いました。
風が吹いている
時代は常に変わっていきます。例えばT Vの内容もそうですよね。すべてが去年と同じなんてことは、まずありません。人も会社も変わります。
そのなかで「せっかく巡っていくんだったら、ワンチャンでもいいから、しっかりとやりすぎて作っておきたいな」っていうことを、この映画を観た後で思ったりもしました。
やりすぎて作ることをピークだとすると、その対義語にピークアウトという言葉もありますけど。それでもやっちゃっていいんじゃないかなって。
ビジネスの話をするときに「風が吹いている」「風の向き」「風向きが変わった」といった表現がありますよね。ぼくは「風が吹く」という状態は、時代によってもたらされるものだと考えています。
一方で、風を吹かせようと大金を投じてCMを打つといった方法もあります。でも「風が吹いている」という状態は作り出そうとしてできるものではない、少ないビジネスチャンスだとぼくは捉えています。
だからこそ、そのときはとことん乗っちゃえばいいと思うんです。
本当に観てよかった。
これなにがすごいって、最後にローマ法王が聖歌隊の歌を聴きにくるんですよ。ここで「なんて神々しいシーンなんだろう」って思いました。
しかも、このときはもうデロリスはベールを被っていないんですね(笑)。
「こういう映画だったら、ちょっと英語勉強できるかな」って思ったりもしましたね。セリフと翻訳を比べて「ああ、そういうことね」ってなったりしてみたいなと。それから最後の『I Will Follow Him』もいいですよね。
ピアノのおばあちゃんも可愛いんですよ。特に転調していくとき。この映画を観終わった後、聖歌隊が生まれ変わっていくシーンとローマ法王のシーンを2回ずつ観直しました。
それでもやっぱね、上がったんですよ(笑)。
本当に観てよかったなって思っています。
今日はこんなところで!
最後に。(やっぱり毎回言おうと思います)
読んで頂きありがとうございます!そして読んだということで「ハート」をポチってください。人間リアクションは大切です。
あと(追加!)、人生相談というnoteを書きました。ちゃんと回答していきたいと思うのでぜひあれば書き込んでみてください。
またnote内にサークルがあります。こちらもよければ。
良いと思ったらサポートお願いします。嬉しいので。 もちろんちゃんと返信させて頂きます。