ぼくを和菓子屋に連れ出したマンガ『私たちはどうかしている』
水曜日ですね、今日のマンガは『私たちはどうかしている』です。
いま放送されているドラマの原作ですね。しかも、浜辺美波さんが出演されています。
和菓子屋さんが舞台なんですけど、ぼくはすごくストーリーに影響を受けました。読み終わってすぐ、和菓子を買いにいったぐらいです。
それぐらい、良かった。
最近のマンガ事情
『私たちはどうかしている』を読んだきっかけは、ドラマです。それから「私の家政婦ナギサさん」も買っちゃたんですよね。最近は、ドラマからマンガを読むようになっているかもしれません。
話を戻すと、これまでnoteでも最近のマンガは序盤にエログロは引きで...という話をしてきましたが、『私たちはどうかしている』は近年稀に見る、しっかりミステリーを続けてくれるマンガでした。
もしかしたら途中から"恋愛要素が強くなるのかな"って疑うこともありましたが、そんなこともなく。ずっと面白いです。
でも、1個だけ引っかかっていることがあります。
これ、まだ完結してないんですよね。ぼくは完結したマンガを一気に読むのが好きなので、そこだけはちょっと「あれ?」って(笑)。
和菓子はストーリーがある
恥ずかしながら、ぼくはこれまで和菓子を口にしたことはあっても、そこに意味があると感じたことは1回もなかったんですよ。
でも『私たちはどうかしている』を読んで、和菓子というものはどういう人に食べてもらうかとか、そういうことを考えながら作られていくものなんだということを知りました。
味の良し悪しだけではないんですね。ここからすごく興味が湧きました。
読み終わったあと、1番近くにあった和菓子屋さんに行って、説明書きみたいなものをはじめてじっくり読んだんです。この和菓子にはどんな意味があるんだろうって。
つぎからは、贈り物をするときにも意味を込めて和菓子を選びたいなと思うようになりました。
── これほど影響されるなんて珍しいことですね。(聞き手:Erina)
そうなんですよ。『私たちはどうかしている』を読んだ人は絶対に和菓子を食べたくなると思います。ちなみに我慢できずにこの間も、和菓子を食べました。
ストーリーがないと絶対売れない
ぼくは改めて、何においてもストーリー性が大事だと思ったんです。
『私たちはどうかしている』にでてくる和菓子も、すべて理由があって作られています。
UUUMを作るまでと同じです。過程に物語があるかどうかは、大きな違いだと思います。やっぱり、ストーリーを持っているというのはめちゃくちゃ強いんですよ。
ぼくらはよく「ストーリーがないと絶対売れない」と言うんですが、その話とも重なるマンガだと思いました。すごくよかった。
『私たちはどうかしている』には、他にも2ついいところがあります。
1つは、痛みの表現が抽象的に描かれているんです。ミステリーなので結構ドロドロしたシーンもあるんですよね。ただ、そこを見せたいわけではない感じがしました。
あくまで、一連のストーリーのなかにある痛みを感じてほしい、苦しさも持ち合わせてほしいけど、それを強調するような描写をせずに伝えようとしているのがすごく良かったなーって。
── 幅広い描写に耐性のある鎌田さんがそう仰るなんて。
ぼくもたまにはいいことを言うんですよ(笑)。
もう1つは、女将さんが分かりやすく悪女なことですね。ここまで明確に悪いと、もう逆に面白いです。
作ったお菓子をわざと落とすなんて当たり前。
すごいですよ。本当に。
『私たちはどうかしている』は、いま13巻まで発売されているんですけど、物語は佳境に差し掛かっていると思います。
素直に続きが楽しみだなって思えるマンガですね。
話が微妙に逸れちゃうんですけど、最近つぎの趣味を探しているんです。そんなときに読んでいたので「和菓子もいいかもな」って思ったんですよ。
でも、食べるのか作るのか、作るとしたらどうするって考えはじめたら「これ俺にはどうにかすることはできないな」っていう、扱いの難しさに気づいて終わりましたね。残念です(笑)。
(ヘッダー画像引用元:安藤なつみ/作者Twitter)
それではまた明日。
最後に。
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