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『ブルーロック』を読むと、自分のエゴが間違っていなかったと再確認できます

今日は漫画の話です。タイトルは『ブルーロック』。サッカーの漫画なんですが、光通信時代やビジネス全般に通じることが沢山あり、夢中で読みました。

この絵はどっちに転ぶか分からない

『ブルーロック』は、SNSで紹介されているのを見ていて、興味を持っていました。

ただ、以前noteでも書いた『アオアシ』もサッカー漫画で。お腹いっぱい感があって、溜めていたんです。買ってはいたけど、読んでもいない。

それと、この絵は僕のなかで「どっちに転ぶか分からない。」という印象でした。好きか嫌いか分かれるなと。

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そういった葛藤がありつつも、1話を開いてみたわけです。

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一見すると、普通のサッカー漫画なんですけど...

サッカーもビジネス

ストーリーについて、単純に話してしまうと「トップのフォワードを作る」っていうだけなんですね。今までのスポ根漫画とは違います、完全に。

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僕も最近スポーツについて、色々勉強しているんですけど。スポーツってビジネスなんですよね。興行です。

これは読んだピュアな学生、インターハイとか出ている子たちの夢を、壊すかもしれないんですけど。

そこに、スポンサーがついてっていう意味も含めて最終的にはなにかしらのビジネスにはなっちゃっていて。

っていうのを、日本フットボール連合の会長とかも言っているんです。

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登場人物の名前
この漫画ちょっとだけあるのが、名前が全員面倒臭いんですよね。不思議です。帝襟アンリとか、不乱蔦宏俊とか。「なんかモジってきてるのかな?」って思っています。絵の感じとしては、『東京喰種トーキョーグール』みたいです。

こっからのスタートなんです。そして、W杯優勝の鍵となる人物の存在や、主人公の話が続いていきます。

光通信時代を彷彿とさせる青い監獄

ある日、主人公が試合に負けて家に帰ったら、日本フットボール連合から強化指定選手の手紙が来ます。

よくある話ですね。ここら辺はまだ..

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いざ会場へ向かうと、ここに300人くらいいて。各エースがみんな集まっているんですよ。

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ここで、

・絵心甚八は日本をW杯優勝させるために雇われた人間
・W杯優勝のために必要なのはストライカー

だと告げられます。さらに、

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今作のタイトル『ブルーロック』の由来が明かされます。

そして、追い討ちをかけるように

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・今までのサッカー生活との決別
・帰宅はできない

ことを告げられます。

僕はちょっとここで、自分のことを思い返しました。


私も19歳から会社で働いてまして、最初に働いた会社が光通信という会社だったんですけど。

合宿初日に場所を聞かされずに、軽い監禁みたいな形で遠くの方へ連れて行かれて、スマホの電波も通じない場所でしたね。そこで、2泊3日マラソンをしたりとか、永遠に社歌を歌い続けていたりとか、まあそれなりのことをした訳ですよ。

一瞬、僕はそれがフラッシュバックしました。当時のことは懐かしい話として受け入れているのですが、なんだか胸が熱くなりました(笑)

僕はやっぱり、光通信って会社に生まれ変わっても入りたいんですよね。

あそこが僕を育ててくれたってやっぱり思っているので。スキル、ビジネススキル、メンタルもそうですし「いい思い出だな」と思って見てました。

ワンマンがダメなのではないと思い返させてくれた

話が逸れましたが、絵心からは過激な宣言が続きます。

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この狂った状況には、もちろん反発する選手もいるんですよ。

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それに対しても「W杯優勝してなくない?」の一言で切り捨てるんです。考え方が突き抜けてるんですよね。

その後に続く、サッカー界のレジェンドたちの名言も凄いです。

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エゴの塊です。でも、ここで思いました。

会社のトップたるもの、定期的に「後継者を作る」とか「トップはワンマン経営がいいのか」とかいろいろ考えるんですよね。

例えば、10人で多数決をしたとします。

今回は、2つのケースを想像しました。6:5の多数決と、1:9の多数決です。さらに、1:9のその1人が「どうしてもやりたい」って主張している場合です。

どちらがいいんでしょうね。

ぼくは「1人だけのそいつの力の方が絶対強いし」とか思っちゃうんですが。1:9で反対されていたとしても、でも、その1人のやる気って凄いんだろうな。とか。

限りなく、自分がワンマンであることがダメではないと思い返させてくれる。どこまでも突き抜けていて、誰も言うことを聞いてくれないのはダメですけどね。

そんなことを思わされたシーンでした。

漫画は1巻で決まる

絵心のスピーチは続きます。

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ゾクッとしました、この最初で。
イカレタ人間って言葉も惹かれました。

やっぱり漫画って、1巻で決まると思うんです。

ビジネスでいうところの漫画の1冊目が良ければ、増刷になりますし、1巻がダメだと2巻までやって打ち切りになったりするわけで。

この導入で、ゾクッとしますよね。これが大事だと思います。

あと、ここですね。目からこの。出ちゃっている。これが、やっぱり『東京喰種トーキョーグール』を彷彿とさせるというか(笑)

成功の”再現性”と”方程式”

結果、300人全員通過します。

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そして、決められたカリキュラムをこなしていきます。はじめは...

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こうやって、各々の個性を磨いていきます。

個性っていうのはすごく大切で、これはビジネスにおいてもすごく大切で。それ以外にも...

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4巻なると、成功の”再現性”や”方程式”って言葉が出てくるんですけど、”再現性”っていう言葉も僕は好きなんですよ。

そして、自分だけの”方程式”について、各々が考え始めるんですよ。

「武器がほしい」「武器がほしい」とかってずっと言い続けて。まるで起業前です(笑)。

そして、サッカー漫画に欠かせないのが

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必殺技です。ここで、また『東京喰種トーキョーグール』みたいな感じで、どんどん抜いていく訳ですよ。そして、一人でゴールを決めちゃうんです。

この蜂楽というキャラがゴールを決めたことで、チームで方程式について考え始めます。

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実は、こうやってチームで切磋琢磨していくうちに、エゴイストとして超一流のプレーヤーとして追求すればするほど、

1人で壁を突破していくことが難しいと気づきます。

そして、エゴイスト同士で高め合っていくんです。

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ここらへんのコマが僕は特に好きなんですよ。

空間認識能力によるポジショニング× ...

こういう書き方されると、必殺技って感じがする!

こうやって、ステージは進んでいっていますが、まだ最後の1人が選ばれるような段階には達していなくて。

漫画は10巻続くと、1区切りだと思うんですが、「余裕で10巻続くでしょ。」と予想しています。

「これがサッカーじゃないよ。」って考えの方もいらっしゃると思いますが、マガジンでいうと

『シュート!』以来の名作になりえると思います。



今日はこんなかんじで!
というか、昨日の今日でいろんなことがありながらも漫画を紹介しました。やっぱりこのタイミングでエンタメにふれるっていうのは、笑顔になると思いますし。

繰り返しになりますが、みんなで乗り切っていきましょう!
それではまた明日。

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