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スカッとするマンガ『響~小説家になる方法~』

水曜日ですね、今日のマンガは『響~小説家になる方法~』です。

ここまでスカッとするマンガは久しぶりでした。
素直に面白いと思えた作品ですね。

天才が主人公の作品には、ストーリーのどこか影を落とすような印象を受けることが多かったんですが、響の場合は違うんです。主人公の才能がどこまでも突き抜けています。これがスカッとするポイントなのかなと。

あらすじ
突如現れた15歳の天才女子高生小説家! 彼女は世界を変えるのか!?
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・
ビッグコミックBROSS.NETより引用)

とにかく斜め上をいく

昔、鈴木おさむさんに教えてもらったマンガのような気もしなくはないんですけど、そのときからずっと読んでいます。

最近は新作を追いかけるよりも、完結しているマンガを読み返すことの方が多いですね。

連休の後半に読みながら「響ってこんな感じなんだったっけなー」と思っていました。人を殴るシーンがあるとは認識していたんですけど、ここまでぶっ飛んでいるとは思わなくて(笑)。

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響の行動は暴力行為を含めて、とにかく想像の上をいくんです。

そして気がつけば、まわりの人の行動までどんどん変わっていきます。幼なじみの涼太郎もその1人です。

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他にも、響の作品を許諾なく作品にしようとする人気マンガ家の鏑木紫(かぶらぎ ゆかり)と激しい戦いを繰り広げたりもします。

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どれも警察沙汰にはならないんですが、想像しているよりも、とんでもなく斜め上を行く展開なので、逆に笑ってみていられるというか。

みんながみんなぶっ飛んでいるんです。

主人公の有り余る才能

「BECK」「青のオーケストラ」は、音楽の才能について表現されているマンガだと思います。

でも『響〜小説家になる方法〜』は、小説の才能について細かいことは伝えていないと思うんです。

それでも「とにかく何をやっても、その一点に関しては突き抜けている」というのが伝わってきます。響はスランプを迎えることもなく、最終巻まで突き抜けていくんです。

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『響〜小説家になる方法〜』は完結しているし、最近のエログロ系なマンガが増えているなかで、ここまでスカッとするマンガは久しぶりでした。

モヤモヤしたことがあったときに、おすすめかもしれないですね。

1〜13巻まであるんですけど高校のわずか3年間の話なので、正直その後も気になります。それぐらいぼくはハマりました。

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読み終わったときは「もしも響くらいの才能があったら幸せなのか」ということを考えてしまいました。

個人的には、才能に溢れた人を横で見守っている立場の方が好きなんじゃないかなと思います。最近だと「奇蹟くれた数式」でも書きましたが、もしも響のような才能を持っていたとしても、それをどう生かすかを考える方が"ぼくらしいな"と思うんです。

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才能があるから楽しいというよりは、編集という立場にいたときの方がぼくは楽しめそうと、客観的に思えた作品でしたね。

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でも、もし時間があったら小説書いてみようかな、、というか小説ってなんだ?ってところからの勉強ですかね(笑)。

── そのお話もっと伺いたいです。(聞き手:Erina)

ちょっと恥かしいので、本当はさらっと流したかったんですけど(笑)。

少し話がそれますが、前回の人生相談noteをみても答えが揺れ動いている気がするんです。

自分で書いていても、昔よりも答えが走っていないというか、はっきりと答えるところだけでなく一緒に悩むような部分が出てきた感覚があります。

それだけ、ぼくの考え方が全体的に変わり始めているんだと思うんです。

こういったこと一つにしても、今だから書けることがあるんじゃないかなという気がしていますね。

(ヘッダー画像引用元:【公式】響@マンガ大賞2017 大賞受賞


それではまた明日。


最後に。
読んで頂きありがとうございます。
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