『化物語』
水曜日ですね、今日のマンガは『化物語』です。
ぼくにとっては数少ないアニメもしっかりと観た作品でした。なぜかというと、西尾維新先生が好きで、大暮維人さんも好きなんです。
そもそも「エア・ギア」が好きなんですね。
というところから『化物語』も購入していたんですが、ずっと温めていました。毎週マガジンで連載されているのを見てはうずうずしていましたが、10巻が発売されたのでいっきに読もうかなと。
アニメ「化物語」
「化物語」のアニメはいろいろなプラットフォームにあるんですけど、1箇所で全部は観れなかったんですよね。
それもあって、マンガで読みたいなと思っていました。
あと、カラオケに行ったときには自分が歌えなかったとしても必ず「君の知らない物語」をいれます。「化物語」のエンディングテーマなんですけど、どうしてもMVが見たくて(笑)。
それぐらい好きで、以前REC.でコラボさせていただいたソングライターの方にも「君の知らない物語」をリクエストしました。
マンガとしての魅力
『化物語』の漫画について感想をひとことで表現するとしたら、「最高」という言葉しかみつからないです。あの文字数の多さ、アニメの表現がしっかりとマンガでも再現されています。
そこにプラスして大暮維人さんの画力が爆発しているんです。世界観はバッチリ。
細やかな線の表現がいいですよね。
怪異というものの考え方
『化物語』のストーリーで鍵を握る存在が怪異です。これは、人間の思考について考え抜かれたものなんじゃないかなとぼくは思っています。
お化けのような昔からあるものではなくて、人間が「こうなって欲しい」と願うことで生まれたものなんじゃないのかなと。
そういった自分の行動から生まれたことであって、深層心理みたいなものが反映されている気がするんです。
阿良々木くんの優しさ
主人公の阿良々木くんは、怪異に魅入られてしまった人を助けようとします。でも、突っ込まなくてもいいことにまで、向かっていくようなところがあると思うんです。
そこが優しさでもあるなとは思うんですけど、少し引っかかります。
阿良々木くんといえば、ぼくは『化物語』のなかでもこのシーンが好きなんです。
萌の一段上をいく表現が「蕩れ」なんだと。ここで話は一旦途切れて、怪異の謎に迫っていくんですが、そのあと一緒に問題を解決した阿良々木くんが言うんですよ。
「戦場ヶ原 蕩れ。」つまり惚れていると。ここ、たまらないです。
思うところ
話を少し前に戻すと、阿良々木くんとは対照的なのが師匠の忍野です。いつも忍野がいう、物事の見方が非常に参考になるんですよね。
例えばこのシーン。
仕事においても、自分の見え方と他人からの見え方は違いますよね。こうしてマンガを読んでいると、改めて考えさせられることが多いなと思います。
ぼくは阿良々木くんの行動力があるところは結構好きなんですけど、優しすぎる気がするんです。
それと比べて忍野は、怪異に巻き込まれたのであれば助けるけど、その原因が本人にあるんだったらそれは自分で解決しなさい。というような、すごく真っ当なことを言います。
でも、それが優しいのかどうかは別ですよね。『絶園のテンペスト』で、真広が言っていた不条理の話とも近いと思います。
忍野は阿良々木くんに対しても、答えをそのまま教えたりはしないんです。こういった2人の違いがストーリーを面白くしているのかなと。
結局ぼくは『化物語』がどうしようもなく好きなんですよね。マンガで読める日が来ると思っていなかったので、本当に最高です。
(ヘッダー画像引用元:化物語 漫画公式)
それではまた明日。
最後に。
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