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(25歳・女)の今日、2021年10月21日

モッタイナイ人生


12年通ったピアノ教室をやめるとき、先生に言われた「もったいない」は
18歳のわたしにはまるで魔法の言葉でした。

長く継続してきたものを辞めるのは「もったいない」
音大生より上手だという、技術や感性がなくなってしまうのが「もったいない」

ピアノ教室に通い続けたら「もったいなくない」?


「もったいない」は自分の価値を高く見せてくれる甘い魔法のようで、約6年間に及ぶ高度な呪縛となりました。

「もったいない病」なんて安易な名付けでいいのでしょうか、


技術を衰えさせてはいけない、
いい音楽がわかる耳を持ち続けなくてはならない、
ピアノをアイデンティティとして持ち続けなくてはいけない、


でもピアノの先生は、ネイルはできません。
ワーケーションだってしたことがありません。

それも「モッタイナイ」のかもしれませんが、


25歳になってピアノを弾いていて、たまに再発もしますが、それは一時的なもので、罹患していた6年間がもったいなかったと感じるようになりました。

もったいない病からは逃げられないのかもしれません。

今日のお仕事のしあわせ
・既存のお客さんとの距離が少しだけ縮まった

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