リズムを刻むと気分が晴れる?

 皆さま、こんにちは。
 気が付いたら11月も終わろうとしていて、驚きです。お元気でお過ごしでしょうか。

 今日はリズムについてのお話です。
 リズムって日常言語としてよく使うけど、その実際のところはよくわかっていない、これがわたしの「リズム」についての第一印象です。

 なぜこのトピックについてお話するかというと、落ち込んだときにリズム感良く生きるとなんだかんだで回復するということを実感したからです。

 実は最近気落ちすることがありまして、ベッドから起き上がれない、布団を頭までかぶって、朝なのか昼なのか? もう夕方!? という日々を過ごしておりました。「これはどうしようもないな、でもなんとか回復に向かわねば」と思った時に、リズムを刻むことを始めたのです。

 冗談ではないのです、本当の話です。
 以前ドラムを少しだけやっていたので8ビートだったり16ビートの知識や叩き方は知っていました。そしてドラムをやったりビートに乗って踊った時に、身体だけではなく、なんとなく頭がすっきりした経験を思い出しました。思い立ったわたしはYouTubeでドラムの初心者音源を聞きながら、布団の中で8ビートを刻みました。

 8ビートといっても叩き方はいろいろあって、基本の叩き方やスネアやハイハットだけというような応用編も含まれている動画で、手と足を使いながらそれぞれをバラバラに動かします。右手と左手同時に打つときもあれば、バスドラム(足)もそこに混ざったり、「この叩き方難しい!」と思いながら5分程度の動画は過ぎていきました。

 叩いている途中に、普段考えごとをし過ぎて煮詰まった自分の頭の重い感じや、どっちにも進めないどよーんとした感じとは違う脳の部分を使っているなという感覚がありました。なにより、嫌なことを考えなくていいというのが一番大きなことでした。考えないようにしよう、ではなくて、ハイハットをここで刻みながらバスドラムも4打ち! というように、なれないリズムに身体を動かしていくことで精一杯だったからです。

 むしろそれがよかったのでしょう。今までの疲れとは違うほどよいさわやかな疲れを感じました。この文章を書けるようになったのも、この布団でドラムのおかげです。

 脳がストレスや多忙で過度に疲労すると、さまざまな影響が出ますが、この時の疲労と運動による疲労とは別の疲労なのかなと思ったりします。自分の場合、慢性的な疲労をずっと感じてしまうのですが、そういう時に唯一道が拓けるのが、書くこととリズム感を良くすることです。もしかしたらどちらも、脳の中の混線した状況を整えてくれるのかもしれませんね。リズムは奥深いです。

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