見出し画像

発達凸凹の息子に向き合った日々①  ~あなたに息子の何が分かるのか~

私がこの5年弱、一番向き合ってきたのは間違いなく『息子』です。
息子は発達グレー。発達に凸凹があるタイプ。
今年の4月で小学生になります。

息子が療育に通い始めたのは1歳8か月の時でした。

1歳半検診で、母子手帳に「いいえ」が目立つ。
発語もありませんでした。
検診の待合室でも、ずーーーっと歩いているし、動いている。
抱っこしても落ち着かないので、私はずっと後を付いて歩いていました。

そして何より、他の検診に来ている子供たちが、ママの隣でおとなしく座っているのを見た時の衝撃ったらありませんでした。
(上の子はそのタイプだったのに忘れていました。。)

服を脱がせたり着せたり、寝せたり。
質問されたり、お話しされたり。
やっとやっと、最後の保健師さんとのお話の中で、
後日心理士との面談をすすめられ、予約して帰りました。

考えると、息子が歩くようになってからは本当に目が離せなかった。
でも、
「男の子ってこんな感じなのかな。」
「まだ1歳半だから仕方ないな。」
そんな風に思っていました。

心理士さんの面談を進められても、私は全然気にしていませんでした。

そしてその面談の日。

男性の心理士さんでした。
発語もなくて、私の呼びかけにも応えない。
何かで遊んでいても、興味がすぐに移る。
息子がそんな風に遊ぶ様子を一通り観察して言われたこと。

心理士:「この子はそういう子です。」

私:「????」

そして渡された1枚の紙には、
表におすすめの書籍
裏に病院のリストが書かれていました。

おすすめの書籍には「自閉症」「発達障害」という言葉書かれていて

「この子は自閉症なんですか?」
と私が聞くと、

心理士の方は
「私はそういう事は言えないんです。もし気になるなら、こちらの病院へ電話して診察を受けてもらってもいいと思います。」
そういって、
「まずは、こちらの地区にあるサポートを受けてもいいと思います。」
と、また別の紙を渡してきました。

帰りの車を運転しながら、
「いやいやいやいや。。あの人に息子の何が分かるのさ。。。」
と思いながら、動揺の涙が漏れていました。

その日、夫は出張で不在。
子供達を寝かしつけた後、電話をかけたました。
酔っぱらって陽気な夫の声に苛立ちを覚えながら、
それでも、今ここで共有しないと私は辛さを手放せない。
そう思って、一気にその日の事を話しました。
そして、病院で診察を受けようと思う事も伝えました。

さすがの夫も酔いがさめたようで、
真面目に話を聞いてくれ、帰ったらまた詳細を話そうという事に。

その夜は、全然眠れませんでした。
これから息子はどうなるのか。
自閉症って、知っているけど、全然分からない。

お腹が痛くなって、頭の中は不安でいっぱいで。
まずは明日、夫に相談して、病院に電話してみよう。

そう思いながら、次の日の朝を迎えたのでした。


続きはまた明日書きます。
======================
今は、よくしゃべる、どちらかというと落ち着きがない男の子。
お友達と遊ぶのが大好き。ゲームも大好き。外遊びも好き。
それでも、「定型発達」と言われる子たちよりは不安が強いかなと。
療育→幼稚園→発達支援を受けて、優しい子供に成長しました。


この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,487件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?