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#思い出の曲: Englishman in New York (Sting)

久々にnoteにつぶやき以上の書き込みです。
息抜きで書くお題は「募集中」から見つけるのが一番簡単で、#思い出の曲に興味を惹かれましたが正直山ほどあってどの曲がいいのか… 

自分語りをするにはこの曲だな、とピンと来たのがStingのEnglishman in New Yorkです。

The Policeのボーカル・ベーシストだったStingが1987年にリリースしたアルバム「Nothing Like the Sun」に収録された曲ですが、私が実際に初めて聞いたのはオーストラリアの田舎町に住んでいた90年代でした。

ローカルラジオ番組にリクエストされた曲だったようでブランフォード・マルサリス演奏のサックスとピアノが印象的なイントロが流れ出すと夢中でラジカセの録音ボタンを押していました。

繰り返されるシンプルなコード進行の中、Stingの歌声とサックスの絶妙な旋律の絡み合い、いきなり始まるジャズパート、ドラムキットのソロ、そして孤高のサックスソロのラストと「聴きどころ満載」のこの曲、絶対音感があり歌詞よりメロディーやコードが耳に入ってくる短調曲好きにはドンピシャでした。録音テープを何回も巻き戻して聴き、Stingの楽曲に慣れ親しむ原点になりました。

オーストラリアの高校では将来を見据えて科目を選択するのですが、私は高校卒業・大学入学の評価につながる最終学年の12年生まで音楽を選択、その課題の1つである「楽曲アレンジメント」にはこの曲を選びました。市販のピアノ・ボーカル楽譜を土台にしオーケストラ演奏版にアレンジしたのですが、好きな曲とひたすら向き合いとことん聴き込んで旋律を確かめ楽器パーツを決めていく作業がとても楽しくかなり力を入れて課題に取り組みました。ただ通っていた高校のオーケストラ生徒にとってかなり高度な楽曲だったようでかなり四苦八苦しながらあまり纏まりの無い演奏になってしまいました。特にソロパートはプロのミュージシャンの力量があってこそ映えるもので、改めて作曲・歌唱のStingのみならずバンドメンバーそれぞれの魅力が発揮されていたと思います。

あれからずっとStingのアルバムを聴いていますが、もうすぐ新作リリース。楽しみです。



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