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#心に残ったゲーム:01 NieRシリーズとの出会い

NieRシリーズ11周年、及びニーア レプリカントver.1.22474487139...発売を祝して「よし、#全力で推したいゲームで書こう!」と意気込んだものの書きたい事はあるわあるわでなかなか終わりが見えず、その上推したいのは山々だけど万人受けせず遊ぶ人を選ぶゲームだろうなと認識しているので私が大好きな#心に残ったゲーム(好きになってくれとは言えない)、そして書き手と読み手両方に負担がかからない様にサブタイトル添えの分割シリーズで書く路線に決めました。という事でまずはNieRシリーズとの馴れ初めから。

NieRシリーズとの出会い

2015年6月16日のE3ゲーム企業プレゼンテーション中継。E3はElectronic Entertainment Expo、コンピューターゲームおよび関連製品やサービスなどの見本市です。ロサンゼルスで開催されるため時差が大きく夜更かしでSquare Enixのプレゼンを観ることに。スクエニといえばファイナルファンタジー13及び零式をプレイして楽しんでいたのですが、この年のE3では名作とうたわれるファイナルファンタジー7のリメイク版制作が噂通りに発表され会場はスタンディングオベーションの熱気に沸いていました。

こんなビッグニュースの後にもスクエニ制作発表は続き、中継を追っていた私はあるプロモーションビデオに目を奪われました。

美しくも悲しげなピアノ曲。
長閑そうで崩壊された世界。
キャラクターは二人で最後に颯爽と現れた女性キャラは黒い素敵な衣装で刀を持つ白銀髪、まっすぐ見つめてくる片目からは何も読み取れない。
ところどころに見える聞いたことがないワード、NieR.
「続報は2015年秋にて」で終了。どんなゲームだろうと思いを巡らせるにはビデオはあまりにも短かすぎました。

そして解説のため登壇したのが…

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あの時の驚きは英文だとWHO THE &$!% ARE YOU?!と全語大文字、卑語も交えないと表現できないほどでした。

ゲームディレクター ヨコオタロウ氏。自称人見知りそしてメディア露出を避けるためイベントではたいていこの姿。NieRを通して彼のユーモア溢れる「ヨコオ節」に触れてきており、ここでは親しみを込め敬称略のヨコオタロウと呼ぶことにします。

ちなみにnoteにも時々執筆。

話を戻して、どうやらこのプロモビデオは2010年に発売された「NieR」の続編にあたるもの、と言う事でなるほど前作をプレイした人は内容がわかるのねとその時は気軽に考えていました。多くは語られず、だからこそ気になっていろいろリサーチ。

え、どうして2バージョン?それに同一人物じゃないよね?
検索の末「なるほどね~」
ヨコオタロウのマスクはエミールと呼ばれているらしい。
ふむふむ検索検索。

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確かにNieRにエミールというキャラはいる。でもこのビフォーアフター、どうしてこうなった...

ゲームなどのネタバレは読んでも気にしない(というか予めあらすじを知らないと手を出さない)性格ですがNieRに関してはいくら検索しても読むだけでは物足りない魅力があり、私はこのゲームを実際にプレイしてこの世界観を見なければ、と思っていた矢先、ヨコオタロウがまたやらかしてくれました(いい意味で)。

予告されていたNieR続編(以下Automata)の続報として同年10月にパリゲームウィークに出たプロモビデオ。あのゴシック服白銀髪の女性キャラがメチャクチャ格好いい戦闘してる!それに何この闘魂湧き起こす音楽!で、なんで目隠し?!と感動してこれまで何度もリピートしてきたビデオです。

ちなみに歌手はこの方。

「竈門炭治郎のうた」の中川奈美さん。澄んだ高音を印象に持つ方が多いと思いますが、いやいやこれ聞いてください。3オクターブ、民謡吾妻流中伝を持つ中川ボイスにニコニコ生放送を観ていた観客は騒然状態。私にとって中川さんは「鬼滅歌手」ではなくNieRシリーズを通して大好きになった歌手です。

Amazon履歴によるとこのAutomataプロモビデオ発表の二日後に元祖NieR両バージョン(日本語兄妹編のレプリカントと英語父娘編のゲシュタルト)及び設定資料集をポチっておりニーア渦に嵌っていく経緯がわかります。そこはヨコオタロウの思想が詰まった「ヨコオワールド」、これほど喜怒哀楽のジェットコースターに乗せられたゲームシリーズはないと思います。

という事で次回は元祖ニーア編。PS3をゴソゴソ奥から出してきてプレイした思い出話でもします。



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