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ダンスに関する一考察。

先日、学生時代の友人に誘われ、
人生初のフラダンスを体験してきました。

先生は、世界大会での受賞経験もある、本場仕込みのプロの方。

いかにもダンスの先生らしい、パワフルな方でした。

フラダンスと言えば、ゆったりした動きのイメージですが、今回の体験レッスンで感じたのは、思ったより動きが速い!!
手と足を別々に動かすのが大変!!
ついていくのに必死!!
といった感想でした。(笑)

後で聞いてみたところ、実はゆったりとした動きの方が、腰をためないといけないので、難しいのだそう。
ということで、初心者の方には先ず、早い動きを教えているそうです。

レッスン中、先生から頻りに言われた事が、
「笑顔」のこと。

「笑顔って難しいよね。
私も昔、鬱病で通院してた事があったんだけど、
全然笑えなかった。
笑うことが何なのかすら、分からなくなった。
でも、フラダンスをやってから、段々笑えるようになった。
最初は作り笑顔でいいから、きつくても笑顔で踊ること。
ハワイではね、お葬式の時も泣かないの。」

ダンスとは、往々にして、精神修行のような要素があるというか、宗教的な意味合いがあるというか、何かそんな印象を受けるものです。

私は、約2年半、ベリーダンスを習っていました。
ベリーダンスというと、ディナーショーで腰振って胸を揺らして、お客さんからチップを貰う、というイメージでしょうが、元々は、大地豊穣を願い、自然に捧げて踊った踊りです。

フラダンスも、古典的なフラダンスは、極めて厳粛なものです。

他のダンスはどうか分かりませんが、エンターテインメントとしてのダンスが広まったのは、近代になってからの事。

人は何故、踊りを踊るのでしょうか。

それは、自分自身の高い精神性と結びつき、自分と繋がっている周りの生命や自然と、調和するためかもしれません。



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