カマド制作日記3歩目
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カマド制作日記3歩目

からすの山猫

現場へ向かう車中。
写真では少し見えにくいけれど右手の広く開けた空に朝一から虹がかかっている。
これはきっといい日になるに違いない♡と思い、昨日入れたモルタルの下地どんなふうに乾いてるかなーなどとルンルンワクワクしながら現場へ向かう。

その時は、泣きながら家に帰ることになるまさかの大惨事が待っているとはつゆとも知らず。。。

現場に来ると下地で作ったツルツルのモルタルに何やらついてる。
ん?動物の足跡?
あ、違う。職人さんが私の仕事を気にしてちゃんと固まってるかチェックしてくれたんだ。指紋まで残ってる。殺人事件とかできないタイプだな。プププ。

などと朝は余裕かましつつ用意を始めて作業に入る。

ここから、まさかの大惨事が始まる。
(が、大人の事情色々で書けない)

途中端折って

私が半泣きになっているシーンから。(本当に涙出た)

耐火モルタルは空気を入れてしまうと本当に危ないらしい。
普通のモルタルと同じように扱うものではないそうで下地に使うのであればなおさらのことすべてが瓦解してしまう恐れもあるそうなので、ダーっと一気に流し込まれた耐火モルタルに不安が拭いきれなくて、まさかのやり直しという決断に至る。

色々と状況を解っている友人にダーっとその経緯をメッセージで吐露し落ち着くために珈琲淹れて一拍置いてから耐火モルタルを一旦全て削った。

画像1

やっぱり土台に不安が残るのは嫌で泣きながら剥がしてるところ。

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少しづつ練りながら一段一段写真など撮りながらゆっくりやろうと思ったのにまさかの一袋半の高額耐火モルタルが練られることになってしまったために慌てて三段まで積み上げたが全部やり直し。

気を取り直してもう一度モルタル練り直しから再度挑戦。

半日を無駄にしてしまったのでお昼も食べずに作業続行。

耐火モルタルってどの動画を見るよりも砂利の目が荒くスルスルで全然粘りもなく扱いが難しい〜〜〜!!
乾いている耐火煉瓦をこれでどうやって空気入れずにつけろと!?
つべこべ言っていても自分で決めたことなので仕方がない。
なので黙って作業続行。

画像3

モルタルは無駄になっちゃったけれどそうそうこれこれ♡
こういうキッチリさ加減が美しい♡
やり直して良かった〜🎵と、ちょっと元気が出てきた。
折角、手間と時間とお金かけて一から作るのであれば美しく作りたい。
作業現場だからと美性の無いものはあまり好ましくない。
ファンクションイズビューティを欠いたものって後から絶対になんかしらの問題が起きそうな気がして嫌、というか怖い。

そして、また三段盛ったところで、まさかまさかの、計画と大きくずれていることに気がつく。


絶句。。。。
これは悪夢か?
私はバカなのか。。。。?
(一晩寝てバカだねwと今なら自分に言えるくらいには元気になった)



ダブルのショックに目眩がしてひっくり返りそう。
更にはお昼も食べずに夢中で作業していたため、腰が死ぬほど痛いことにその時やっと気がつき日暮れまで作業するつもりが4時には泣く泣く撤収。

しかし昨日のトピックはここで終わらなかった。
まるで詐欺映画の大どんでん返しのようにこれでもか!と、その後がまだあった。

最後の最後、ドンヨリした空気を身に纏いながら疲労困憊した身体をやっとのことで動かし片付けを始めた。ヨロヨロと痛い腰を庇いながら道具倉庫に入ろうとして一日中開いていた入り口に巣をかけていた女郎蜘蛛の網にツッコむ。
キャー!!ってなってモウ===!!となって一体今日は何という日だと思いながらシャベルなどを片付けたその瞬間....

デッカい女郎蜘蛛がキャップのツバから顔を出す

....................!”$RERT’IU’U)POI=)''YOIU0(=0)I`$%&'()?!?!?!?!?!!!!!!!!!

きゃゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!

その日最後のとどめ一撃。

夕方の金色の陽光に蜘蛛の足と小さな顔がドアップで見えた瞬間、村中に響き渡りそうな声で叫び、必死に振り落としてもう身体もヘトヘトの上にお腹も空いてて、さらに蜘蛛事件で心が折れそう。。。。
※女郎蜘蛛は私の苦手な虫TOP10に常に上位でランキングする。(ヒマラヤのお家に出たサソリよりワーストランクは上)

ボロボロの心と体でなんとか作りかけのカマドにカバーをかけてトボトボと車で1時間かけて帰宅。
猛烈に痛む腰をかばいながら運転。出るのはため息ばかりなり。

ここ、アニメとかだったら『親父!酒!!』とか居酒屋でクダまく所だけどその体力も残ってない...家に着いてお風呂入ってご飯作る気もせずレンチンパスタ買って食べてビール飲んで7時には撃沈。

次の日起きたら腰と背中が張ってお尻と腿が筋肉痛。

植林した一山分、鹿に全部食べられちゃうのとかってこんな気分かなー、いや、きっともっと辛いに違いないなどと想像してたら寝ちゃってた。
最初に何が起こったの?とか聞かれると泣きたくなるので聞かないでください。(私を探さないで的な。)

骨折り損のくたびれ儲けな昨日。

4日目につづく。

なんとか形に。〜カマド制作第4歩目〜
https://note.com/kalasunoyamaneco/n/n22b165ba9d52

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からすの山猫
'93-'09年 音楽イベント企画制作。 '09年-'10年ヒマラヤ在住。 '11年ナチュラルプロダクツの会社起業。 ’18年森林組合にて広葉樹を使ったプロダクト製作を請け負った経験から日本の林業に深く興味を惹かれる。 現在はaromatopiaに日本の森づくりについて連載中。