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仮面ライダーザダイナーと体験価値

仮面ライダーマッハの缶バッジ欲しさに、パセラリゾーツ池袋本店4階にある仮面ライダーザダイナーに行ってきました。

ショッカーの秘密基地をイメージした店内と、大量のおもちゃやフィギュアーツのディスプレイ、歴代主題歌とOPムービーが流れていて物語空間に没頭できます。
メニューもこだわっていて、キャラクターモチーフのものや、実際に物語に登場した料理の再現だったりします。味も量もパーフェクトで仮面ライダーファンには堪らないレストランです。

以前はよく通っていて、メニューにちなんだスタッフさんのちょっとしたパフォーマンスも楽しみだったのですが、今回はそれが殆どありませんでした。

体験価値を作るのは人の力

今回は土曜の夜で満席でしたから、スタッフさんも余裕が無かったのかもしれません。お料理は充分美味しかったし、不満はまったくありません。

ですが、例えば昔は仮面ライダーフォーゼのパフェがありまして、食べる前にスタッフさんと一緒に
「宇宙キター!!」
と元気いっぱいにフォーゼのまねっこをすることができました。恥ずかしいですけど、小さくてもいいからやってみると案外楽しくて、そんな風にスタッフさんやお友達と仮面ライダーを好きという気持ちを共有できるのもダイナーの大きな魅力だと思います。

同じ場所、同じ料理、同じ味。
だけどそこに一つスタッフさんの心遣いがあるだけで、記憶の残り方や思い出の強さは変わってくるんだなと気付きました。

私も長い間接客業をしていたので、お客様に笑顔になってもらうためにどうするかはよく考えていました。
現在はwebライターの卵としてオフィスワークに従事していますが、周りを見ているとここまで元気よく挨拶する必要無いんじゃないか、笑顔を心掛けたり態度に気をつけることないんじゃないかと思い始めていたんですよね。

だけど今のままでいいんですね。
同じ仕事をこなしたとしても、やっぱりどんな人が仕事をしたかは大事。丁寧な態度と笑顔、ほんの少しの気遣いは相手の心に貢献できるし、次のお仕事に繋がるはずです。

自分の心に嘘をついて無理をする必要は全くありませんが、人の力で人の心に貢献できるなら、私は接客業時代に身につけたスキルを大いに使い続けていこうと思います。