公認会計士試験 短答式試験の学習方法


こんばんは!
京急生まれの京急育ち、kakyuと申します。

今回は質問箱等で多くご質問を頂いている短答式試験について、学習開始から短答式試験当日まで私が行った学習について、科目別に使用教材・大まかな学習時間・今振り返っての反省点をまとめておきたいと思います。

と言っても私の場合、短答までは5ヶ月程度の短距離走でしたのでほとんど試行錯誤の余地はありませんでしたし、至ってオーソドックスなことをやったので、さほど特殊なことが書いてあるわけではありません。
また、「どの論点を切ったか」については、一部触れている部分もありますが、私の事例を個別具体的にご説明することが有意義だとは考えていませんので、網羅的には記載していません。

ちなみに私の本試験での成績は下記の通りでした。
管理が低いのは作戦通りですが、企業法についてはなかなか思い通りに伸ばせず苦しんだ形になりました。

2019年12月 短答式
財128 管47 監80 企65 || 総合64.0 / ボーダー57.0

参考:本試験直後のCPAの合格ライン予想
財110 管55 監65 企70 || 総合60.0
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=YyIUNvqNSjE&t=666s

また、全般的な全体的な学習方法については『社会人が1年半・1800時間の学習で公認会計士試験に合格するのに実践していたポイント3つ』シリーズにまとめていますのでまずこちらを読んでいただければと思います↓


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「有料記事についての方針」の記事を先にお読み頂き、ご納得頂けましたら購入頂けますと幸いです。


■科目ごとの使用教材・学習時間・反省点

・財務理論

学習時間:約80時間

【やったこと等】
・渡辺先生の短答対策講義を一通り全部見る。
・短答対策講義レジュメの問題演習を繰り返す。
・演習で間違えた論点はレジュメで復習する。

【反省】
・これでよかった。

・財務計算

学習時間:約150時間

【やったこと等】
・渡辺先生の短答対策講義を一通り全部見る。
・短答対策講義レジュメの問題演習を繰り返す。
・連結は少しやってみて「短答までに十分に習熟できない」と思ったので、簡単な論点(のれん、非支配持分など)のみに集中する作戦に変更した。

【反省】
・これでよかった。
・連結をほぼ捨てた結果、本番では連結の総合問題は6問中1問だけ解いて正答(のれん償却費)、残りはランダムに解答。総合問題に時間をかけない分、個別の計算問題に時間をかけられ、結果的には高得点につながった。
・短答合格後、論文のために連結の演習にかなり時間を費やすことになったので、論文まで見据えれば連結は短答までに完成させておいた方が望ましいが、自分の場合は短答までに時間が無く、後から振り返ってもこれが最善の策だった。
・令和2年は新型コロナの影響による論文式試験延期もあり、12月短答~論文が約11ヶ月あったおかげで、短答後に連結に十分時間を費やせた。例年のスケジュールであれば、例えば5月短答→翌年8月論文を狙うのであれば、短答で連結を捨てることは、一つの案として検討できる程度には合理性がありそう。

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