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アートめぐり 国宝 鳥獣戯画のすべて

 消費について書くとか言っておいて、2回目がアートめぐりって何のこと?と思われるかもしれません。
アートは私にとって心に栄養を与えてくれる趣味の消費のひとつです。

 好きになったきっかけは、大学で学芸員資格を取得するため、あちこちの博物館や美術館に足を運ぶきっかけがあったこと。もともと歴史が好きだったのですが、西洋美術史などを学び、すっかり虜になりました。

 私が大学生の頃は(結構前ですが…)、美術館や博物館に行くのは、ハードルが高い雰囲気でしたが、ここ数年は、イヤホンガイドの普及やSNSを利用した集客により、若い人も増えてきてるようでうれしいです。
その作品の背景を知ったらもっと見るのは楽しいけれど、作品を見て好き、嫌い、美しい、暗い、楽しいと自由に感想を持つことから始めてもいいと思います。

 話が長くなりましたが、4/13〜6/20まで開催されていた鳥獣戯画展に行ってきました。国宝だからいつか見たいと考えておりましたが、友だちがこの作品ファンでその熱量の影響もあり、とても楽しかったです。

 墨の濃淡で描かれた巻物は、墨だけとは思えないほど、動物たちがいきいきしていて、コミカルな動きは思わずくすっと笑いたくなるほどです。たくさんの動物や植物が描かれているものの、筆に迷いがなく、ただ素晴らしいとしか言いようがありませんでした。

 増えてもと考えてグッズを買わないようにしていますが、今回は自分としては多めに買ってしまい、友だちからもプレゼントされ、それを眺めて展覧会の余韻に浸っています。

書店では、なぞり書き鳥獣戯画なるものも出版されており、それに感化され描いてみたうさぎ。

実物がこれ。

まぁ、まったく違う!模倣してみるとオリジナルのすごさに気付きますね。
友だち見せたところ、カエルも描いたら違うかもと言われましたが、うさぎで挫折した私は、右のカエルのエレガントな指先なんて絶対に描けないと、すぐにあきらめました。

展覧会は終了してますが、京都、高山寺に巻物はありますので、機会があればぜひご覧ください。

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