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アートめぐり 三菱の至宝展

 私の好きな美術館のひとつ、三菱第一号美術館で開催されている『三菱の至宝展』に行ってきました。
三菱創業の岩崎家四代が集めた国宝12点を含む秘蔵コレクションが展示されています。三菱創業150年という長い歴史の中で、大切にされてきたまさに国の宝が、一堂に見ることができるとても素敵な美術展です。

 ポスターにもなっている、曜変天目(稲葉天目)は、かなり有名な美術品で、少し美術に詳しい人なら誰でも知っているものです。

 私は、好きが高じて美術検定2級を取得していますが、その検定の勉強の際もテキストに載っていました。
ただ、お恥ずかしながら、実物を見たことがありませんでした。好きなアートは絵が多く、陶器や刀などは、本物を見ようとしてこなかったのです。今回、好きな美術館で開催されるとてもいい機会に恵まれ、やっと見ることができました。

 写真で見た時は、内側に水玉がある茶碗ぐらいにしか思っていませんでしたが(無知で申し訳ありません)、本物はたいそう素晴らしかったです。凝った展示の影響を差し引いても、やはり器の中には宇宙があり、ただ見事としか言えません。稲葉天目は、現存する曜変天目の中でも、たいそう華やかなものだそうです。

 大学の講義で、教授より実物をちゃんと見なさいと言われてきたことを思い出しました。どんな美術品も写真で本当の良さは絶対にわからないものです。

 展覧会の音声ガイド、ナビゲーターは、情熱大陸でもナレーターを務める窪田等さん。声がとてもよく、展示にもあってると思いました。お時間にゆとりがあれば、音声ガイドとともにご覧になるのもよいかもしれません。

 今回、購入したグッズは2点。


 先程、ご紹介した稲葉天目の素晴らしさを忘れないように購入したピンズ。

 こちらはシーボルトの日本植物誌の中にある、紫陽花の絵のマグネット。綺麗でしたので購入しました。

 下の3枚の写真は、上から三菱第一号美術館の外観、館内の天井の修復を見ることでできる場所、今回の展示で写真が許された『おかめの面』(実物は意外と大きい)。

 また、非常事態宣言が出ますが、今回は美術館や博物館は対象外です。展覧会に行かれる方は、感染に気をつけてお楽しみくださいね。

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