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アートめぐり マティス展 Henri Matisse: The Path to Color

 ひさびさにアートめぐりをしてきました。2ヶ月ぶりぐらいとなるひさびさの展覧会。東京都美術館で2023年4月27日から8月20日まで開催されている『マティス展』です。

 マティスについては、フォーヴィズムの有名な画家ということしか知らなかったので、顔もよく知りませんでした。

麦わら帽子をかぶった自画像

 入場者数30万人突破とありましたので、さぞや混雑しているだろうと思いましたが、猛暑の金曜日は意外にもゆっくりして見れました。

 約20年ぶりの大回顧展とある通り、絵画だけではなく、彫刻、切り絵など豊富に展示されています。

 フォーヴィズムの荒々しいタッチは、苦手でしたが、いろいろと探求して描かれているものが多く、好きな作品がたくさんありました。

●金魚鉢のある室内
 絵の全体の青さが綺麗なのと、金魚鉢が室内と外の空間をつないでいるというよく考えられた構図の絵です。

●白とバラ色の頭部
 バラ色と白と黒と青の色合いや全体な感じがすごくおしゃれでかわいくて気に入りました。

●緑色の食器棚と生物
 セザンヌを感じさせる静物画。緑色の食器棚の色やクロスのチェックがとても好きです。

●マグノリアのある静物
 強い赤の背景と、マグノリアのまわりの静物が浮かび上がっているような独特な静物画。全体的な生き生きとした感じが素敵です。

●ヴェルヴの表紙デザイン
 色使いやデザインのおしゃれさが気に入りました。シンプルだけど、人を惹きつけるデザイン力がすごいです。

●ジャズ
 初めて見たマティスの切り絵のポートフォリオ。シンプルだけど、見ていると元気をもらえる。シンプルな形や明るい色彩が好きです。

●ヴァンス・ロザリオ礼拝堂
 マティスの最晩年の作品で、黄色と青と緑の綺麗な双子窓をはじめ、ステンドグラスを通して光が差し込む堂内はとてもきれいです。無駄を削ぎ落としたシンプルさが素敵でした。

 この他にもたくさんの素敵な作品があります。

グールゴー男爵夫人の肖像
石膏のある静物
赤の大きな室内


 今回の展覧会を通して、マティスのイメージが変わりました。とても素敵な作品を見ると、美しいとかすごい発想力とか関心することが多いのですが、マティスの場合は、おしゃれなだなぁと思う作品が多かったです。

 グッズは作品もおしゃれだから素敵なものがたくさんあり、迷いましたが2点購入しました。
 『白とバラ色の頭部』のタオルと広島レモンケーキにつられた『マグノリアのある静物』のポストカードです。お腹空いていたんですよね。

 会期終了が迫っていますので、興味のある方はぜひ見に行ったほうがいいです。

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