ラビリンスワールド【連続小説】(その12)
格闘技場に行き、弱そうな対戦相手を探していたところまたダイキと遭遇した。ダイキは「また、格闘技場に戻ってきたのか。昨日は尻尾をまいて逃げたしたくせに」と言ってきたので、
「今日の俺は昨日の俺と違うぜ」
「そういえば、横しまの服じゃないな。そういうことか。じゃあ、勝負しようぜ」
「いいぞ。その勝負、受けてやるよ。ちょうど対戦相手を探していたところだ」
新しい防具がちゃんと装着されているか確認し、勝負を始めることとした。
「行くぞ!」とダイキは叫んだ。
「かかってこい」
試合