TOWER of End
0.あとがきのような前書きこの文章には、決別の意味がある。
ラーメンズのコントについて、真剣に考えて書くのは、おそらくこれが最後になるだろう。だってもう、新作もないだろうし。
『TOWER』について、考えたのは何度もある。
だけれど、考えて出した結論にはいつもどこか若干の気遣いがあった。
目の前の読者を悲しませたいと思って書くわけではないから、なるべく読んだ人が少しでも、気休めでも、ハッピーな気持ちになってほしい、と考えていた。ただし、この文章では、そうした迎合は一切ない、