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第56段「『努力、友情、勝利』を生み出す『気概、根性、体力』」

遅ればせながらNHK『ボクらと少年ジャンプの50年』録画で見た。

漫画家の苦悩、編集者の苦悩、ボクらテレビマンが毎週放送出すときの苦悩と共通するものを感じた。

何かを産み出してそれを届けるというのは、気概と根性と体力が圧倒的に大切なのだ。その3つのどれかが無くても作品は産まれない。

つまり、少年ジャンプの作品の中の「努力、友情、勝利」を生み出すには、作り手の「気概、根性、体力」が必要なのだ。

そんな制作現場で育った僕としては、その作り手の気概と根性と体力を、時に作品を生み出すことを効率やビジネスでしか捉えてない人や会社に軽視されたり尊重するフリだけされたりすると一気にやる気を失せてしまう。

僕が仕事を止めるのは効率や利益の観点ではなくその作り手の気概が尊重されない時だ。

数年前の残念な経験は某有名起業家と新しい作品作りで盛り上がって僕もかなりやる気になったのに、その際彼に言われた一言「成功したらこの事業をバイアウトして儲けよう」で一気にやる気を無くした。

命をかけて作品を生む行為はまさに人生そのものであって、儲けのためにやれるものではないのだよ。



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