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世界はすべてバラエティになる

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cakesで連載の「世界はすべてバラエティになる」12回よりこちらでやっています。基本無料、ときどき有料です。 「どんどん世界は多様化(Variety)する」という意味と願望と…
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2022年1月の記事一覧

第369段「パクりパクられ」

第369段「パクりパクられ」

今元気のいいA局の人が、元気の無いB局がよくパクるって言ってたと聞いたのだけど、その元気のいいA局が昔元気が無い時には、B局のことよくパクってんだけどな笑。それはC局もD局もE局も同じ穴の狢で、結局テレビなんていつの時代もパクるパクられるの世界なのだ、悪い意味でというよりいい意味で。

「今のメディアは過去のメディアを内包する」というマクルーハンの言葉じゃないけれど、低俗も高尚も“なんでもあり”“

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第368段「思考と行動の接続と拡張」

第368段「思考と行動の接続と拡張」

2022年もまもなくひと月が過ぎ、最近といえば改めて自分は何をしたいのか?どう生きたいのか?を考えている。
まあ、考えていると言ってもボーッとなんとなく想ってるだけなのだけど。

あれやりたい、これやりたい、というのはそんなにない。
ああなりたい、こうなりたい、というのもそんなにない。
だからって、面倒なことをさけ、極力楽をしたい、って快楽主義なわけでもない。
だからって、無気力かと言われれば、別

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第367段「動機の同期」

第367段「動機の同期」

例えば角田陽一郎の本を誰かがSNSで感想書いてくれたり褒めてくれたりなんなら薦めてくれると、それだけでAmazonの売り上げランキングは確実に上がってる。
つまりそれは本に限ったことでなく、個人が体験したいろんなヒトモノコトを他者に伝えるという発信行為が経済を廻す今や一番の動機なんだな。

これ、個人の感情の動機と全体の経済の動機が同期してるということだ。
それはマスメディアの宣伝力や口コミとかは

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第366段「ビジネスをカルチャーにする」

第366段「ビジネスをカルチャーにする」

2022年の予言しとこう。
これから、例えば、“クライアント”とか“商品“自体がメディアになると思う。
マスメディアに広告料を払ってヒトモノコトが紹介されるのではなく、ヒトモノコト自体がメディアになる。
圧倒的転換。
すると、例えば、“おもしろい”ってことの意味と価値自体も転換していくと思う。
キーワードは「ビジネスをカルチャーにする」
ビジネスをキャンペーンやその場しのぎの焼畑農業ではなく、永続

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第365段「『白鯨』byメルヴィル」

第365段「『白鯨』byメルヴィル」

多分ほとんどの人は未読で名前だけ有名なメルヴィル『白鯨』。なんとなく白鯨とエイハブ船長の闘いの少年ジャンプ的冒険譚とかディズニー童話的な作品だと思われがちだけど、実際は岩波文庫3巻にも及ぶかなり難解な哲学的な思想文学なのだ…と知りむしろ興味が出て読み始め、上巻読了。いやーこれは!死ぬ程おもしろい!!!

なにせ読んでも読んでも捕鯨船は出航しないし、船長は出てこないし、延々と鯨の生態と登場人物紹介の

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第364段「メディアの価値の転換」

第364段「メディアの価値の転換」

年末年始に某クライアントとこれからの番組(動画)的コンテンツのアイデアを議論してて、ここ数年(自分的感覚だと2年)で、テレビとネットのメディア価値、芸能人タレントと非芸能人タレントのキャスティング順位、コンテンツに求める意義が、悉く変わったことを実感した。
多分閾値を超えたと思う。

芸能界が反転した文化的転換点が2017年11月の新しい地図の72時間ホンネテレビで、そこからNetflix等が隆盛

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第363段「Variety Fiction 宣言」

第363段「Variety Fiction 宣言」

2022年なんて、自分の感覚的にはすごい未来だ。
なのでそんな2022年がはじまったので、僕がやるべきことをまずは根本から概念化してメモしてみる。
設計図を描いてみる。書いて、観る。
するとこれからの人生で、やりたいこと、やれること、やるべきことが少しずつ具体的に見えてくる。
そして、未来のその先に行く。
必ず行く。
自分で、自分に、宣言する。