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強度行動障害の幼児の支援方法

こんばんは。
私が福祉の分野の仕事をするようになって、初めて取った資格が、強度行動障害実践研修終了でした。
資格を習得した理由は、どのような子でも支援をすることができなければと思ったからです。

1. 行動の理解と評価

まず、子どもの行動をよく観察し、なぜその行動が起きるのかを理解することが重要です。行動の原因を知ることで、適切な支援方法を考えることができるからです。必要なら、どのような行動問題がどのような状況で生じ、どのくらい続いたのかを記録を取ると、理由が明確になってきます。

2. 安全な環境の提供

子どもが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。具体的には、刺激が少ない静かな部屋や、危険な物がない安全な場所を用意します。物を投げる場合は、固いものや先端が尖ったものを置かないようにします。

3. 視覚的支援

視覚的なサポートは、子どもにとって分かりやすい情報提供の方法です。

ピクトグラム(絵カード)を使用する

  • 食事の時間、お風呂の時間、遊びの時間など、日常の活動を絵カードで示します。

  • 絵カードを使って、次に何をするのかを視覚的に伝えることで、子どもの不安を軽減します。

  • 絵カードで自分の意思を伝えることができれば、癇癪は軽減されていくものです。

4. 一貫したルーティン

毎日のスケジュールを一貫して守ることは、子どもに予測可能性を提供し、安心感を与えます。

 一日の流れを決める

  • 朝起きる時間、食事の時間、遊ぶ時間、寝る時間などを固定し、毎日同じルーティンを守るようにします。

5. ポジティブな強化

良い行動をしたときに褒めたり、特別な活動を一緒に楽しんだりすることで、ポジティブな行動を強化します。

 行動に対する報酬

  • 子どもが目標の行動(例えば、片付けをする)を達成したときに、小さなご褒美をあげる。

  • ご褒美は子どもが喜ぶもので、特別なステッカーや一緒に読むお気に入りの絵本などです。ポイント制にして、ポイントが貯まると、○○できると言うご褒美も有効ですよ。

6. 感覚遊びの活用

感覚統合療法の一環として、感覚遊びを取り入れることで、過剰な感覚刺激を抑えたり、不安を和らげたりします。

感覚遊びの具体例

  • 砂遊びや水遊び、柔らかいボールを使った遊びなど、感覚刺激を提供する遊びを行います。

  • 感覚統合療法用のツール(触感のあるボールやブランコなど)を使うのも効果的です。

  • 新聞破り、スライム、シェービングクリーム、絵の具などを使って遊ぶのもいいと思います。

7. 作業療法

作業療法的なアプローチも、経験上有効であると思います。単純な作業(新聞破りやシール貼りなど)をすることによって、落ち着きが出てくることがあります。

8. 専門家の支援

強度行動障害の研修を受けた専門家の支援を受けることで、より適切な支援方法を見つけることができます。

まとめ

強度行動障害の子どもの支援は、幼児の個々のニーズに合わせて行うことが重要です。行動の理解と評価、一貫したルーティン、視覚的支援、ポジティブな強化、感覚遊びの活用、そして専門家の支援を組み合わせることで、幼児の生活の質を向上させることができると思います。お近くのフォレストキッズにご相談していただければ、私もアドバイスいたします。


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