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僕はスッピンのつもり

 どうも、僕は今日もスッピンで来ちゃいました。

 スッピンがお綺麗な女性というのがいるようで。そのような方々は常日頃からのケアをしっかりとしているから、そのような素晴らしさを手に入れることができているのだと勝手に思ったりしているのだけれど、そんな方たちでもメイクはするわけだ。

 はっきりと言って、僕はメイクに関してほとんど知識がなくて、「スッピン風メイク」をお目にかかっても、それがメイクなのかどうかも分からないような野暮な男ですわ。そして今覚えば、昔から身の回りの女の子たちのメイクに対しても興味関心がほとんどなかった。(他の男性陣が興味関心を持っていたのかは知らない)

 たしかに、そう言えばあの女の子たちはいつ頃からメイクをやりだしたのだろう。中学校の時の彼女たちはメイクしていたのかな、それともスッピンだったのかな。聞いてしまえば早い話なのかもしれないが、なんとなくこのような話って、「未知の領域」として取っておきたい気もするんだよなぁ。

 よくアイドルとか女優さんのスッピン写真なるモノが出回ったりするけれど、そのような話題が生まれるのも、それらが彼女たちの「未知の領域」だからであって、そんなトコロをファンたちは知りたがるのだろう。

 「未知の領域」というものは、目につかないようなトコロにあるから「未知」なわけで、メイクをしない僕にとって「未知の領域」となり得る箇所はアソコとソコとココロくらいだろうか。

 ココロのメイクに関してはそれなりに上手になった気がする。それこそ「スッピン風メイク」だって出来るし、チークの塗り方だって覚えてきた。

 しかしこちらに関しても、いつ頃からメイクをやり始めたかは覚えていないわけだ。ましたや、スッピンがどんなだったかも正直なところ分からない。

 大人になってきた僕らが出会う女の子の大半はメイクをしていると思うのだけれど、お互いにスッピンという「未知の領域」を見せあえる仲になれたらいいんだろう。でもだからといって、相手がどんなメイクをしているかという事に気を使いすぎてしまうことも、ナンセンスなんじゃないかな。


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