純粋な計画性

　卑しい考えをすることが多くなった。利益やメリットを考えて行動する。そんなことが増えている。もしかしたらそれは大人的と呼べるのかもしれないが、ぼくの性格上、その動機で動いても長続きはしない気がしている。

　無理やり例えてみよう。とあるIT社長の秘書になれば、とりあえず食っては暮らせる。けれども、ITという仕事の実態に関してはチンプンカンプン。そんな状態のときに、あなたならどうするか。みたいな感じだ。

　要するに。ぼくはすこーしだけ、ながいものに巻かれようとしている。世間知らずの22歳にとって、ながいものはぼくが知らないどこかへと連れていってくれるかもしらないし、新しい刺激をくれるかもしれない。そんな期待を込めて、ぼくはだましだましで巻かれていく。

　純粋さと計画性。その両方は共存している状態は美しいと思う。だけれど過度な計画性は、純粋を無くしてしまわないだろうか。