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おし!うし!! 2020/12/17

日記

・朝、7時くらいに急にスッキリ目が覚めた。気だるさも眠気も一切なく、今年一番の目覚め。もしかしたらレム睡眠とかノンレム睡眠とかのアレがちょうど良いタイミングで起きられたのかもしれない。

・カーテンを開け、晴れ晴れとした冬の高い空と通勤する人々を眺めた後、ぐぐぐっと背筋を伸ばして二度寝した。どれだけ目覚めが良かろうと寝られる余裕があるなら二度寝する。それが人間の、いちばん人間らしい生き方。


・「推しがファンを殴った」というニュースが飛び込んでくる場面から始まる小説、『推し、燃ゆ』を読んだ。

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・炎上した推しとファンの関係性とかを描く話なのかと思っていたけど、どちらかといえば、生きづらさを抱える人とその生活を描くほうに重点が置かれていたように思う。でも、面白くて、一気に読み切ってしまった。あらすじほどキャッチーな感じでもなく、どちらかといえばシリアスに「推しのいる生活」を描いていた感じだ。

・「推しの炎上」というテーマもそうだけど、主人公がADHDっぽい(作中で名言はされないけど、何らかの診断は受けている)とか、親がいわゆる毒親だとか、いまのインターネット的な生きづらさを、インターネットとあまり絡ませず書いているのが、リアリティを増しているなぁと思った。いや、インターネットはもちろんかなり登場するんだけど、あくまで「推し」という軸の上で絡ませていて、「生きづらさ」の軸ではあまり絡んでこなかった気がする。インターネットの向こう側にいる誰かの話みたいな。推しとファンの話というよりかは、インターネットの話として読んでしまった。

・私は実在の推しがいるような人生を送っていないので、推し活動とか、アイドルの描写とかにどのくらいリアリティがあるのかわからなかったんだけど、実際に推しのいる人が読んだら共感できる場面は多いのかな。

・これを読んだ後に『つづ井さん』を読んだら、同じオタクの日常の話で、オタクあるある的な部分で被るところも多いのに、温度差がすごくてちょっと笑ってしまった。ちょうど陰と陽。

・いま、この本について調べてたら、芥川賞にノミネートされるのでは!?と話題になっているらしいことを知った。全然知らないで買ったけど、本当にノミネートされて賞を取ったら、「私は話題になる前から目をつけてました」みたいな得意面していいかな。すでに話題になってるからダメか。

・そういう話題になる前から知ってました!みたいな経験、ショーン・マクアードル・川上しかないな。ショーン・Kだけは報道ステーションに出始めた当初からずっと注目して「胡散臭いぞ!」と言い続けていた。いや、本当に。うちの家族が証人だから。


・家族に頼まれて年賀状を作った。デザインのセンスは皆無なので、指示されたように画像とか文字を配置しただけだけど。来年は丑年らしい。干支、一体だれが気にしているんだろう。もはや正月にしか意識されないので、「正月っぽさ」 の演出のためだけに存在している気がする。

・そういえば、年賀状をちゃんと返した記憶がない。いっつも書き忘れたまま正月が終わって、休み明けの学校で「あ、年賀状ありがとう」とか言って、それで返したということにしていた。我ながら最悪だ。

・ワヒロのみんなへ向けての年賀状でも書こうかな。そして返事も捏造しようかな。




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