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EV BATTLE 2023/09/22

日記

・ここ一週間、目覚まし時計をかけなくても8時ごろに自然と目が覚める。しかも、眠気が残っているわけでもなくスッと起きられる。この前の痒みといいこれといい、私の体に何が起きているんだ。良い変化なのか悪い変化なのかすらわからない。

・早くに目が覚めるから、とりあえず起きて辛ラーメンを茹でて朝から食べる日が続いている。これも体に良いのかどうかわからない。早起きで得た健康ポイントを相殺している気がする。


・今、外から猿の叫び声が聞こえた。密林地帯に居を構えているわけではないから、そんなはずはないのだけど完全に猿だった。それもかなり獰猛な方の。民度とかでは制御できない治安の終わり方だ。


・『ツイステッド・ナーブ/恐怖の密室実験』という映画を観た。『キル・ビル』の冒頭で吹かれる口笛がこの映画からの引用だと知って気になった。

・放蕩息子のマーティンはダウン症の兄の代わりとして母親には溺愛されていたが、父親には疎まれていた。ある日、玩具店で万引きを犯したマーティンは知的障害者のジョージィを名乗り、親切な女性スーザンに助けられる。その後もジョージィの名でスーザンに近づき、やがて下宿を営む彼女の家で世話になり始めるが……というおはなし。

・前半は知的障害者を装って女性に近づく主人公の姿に嫌悪感を抱き、後半は正体がバレた主人公の狂気に恐怖した。あまり有名な作品ではないけど、サイコスリラー映画としてかなり良くできていると思う。特にクライマックスの精神が捻れ始める演出は恐ろしさと悲哀が同居していて良かった。とにかく全編通してマーティンが気色悪く、行動の一つ一つに眉を顰めてしまうし、結構本気で嫌な気分になる。

・ただ、主人公の正体がバレるきっかけは少し詰めが甘く感じた。そこから面白くなっていくだけに、きっかけが雑なのは惜しい。あれはさすがに抜かりすぎだ、マーティン。

・あと、邦題の「恐怖の密室実験」が嘘すぎて面白い。密室でもなければ実験もしてない。いかにも昔の邦題というデタラメさだ。



・夜には『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を観に行った。

・イーサン・ハントに与えられた今回のミッションは、暴走を始めた超高性能AIを制御する鍵を手に入れること。迫る魔の手は世界各国の諜報機関やホワイト・ウィドウ、そしてイーサンの過去を知る謎の男などいつにも増してツワモノ揃い!果たしてイーサン・ハントは世界を救えるのか……!というおはなし。

・異常なスケールのアクションの連続で、2時間半という上映時間の長さを一切感じなかった。どうかしてると思うくらい、ずっと脳に刺激そのものを叩き込んでくる。7作もやってまだこれだけ面白いのはすごすぎる。話の流れはいつも通りで、要素が入れ替わっているだけなのになぜこんな新鮮に楽しめるんだろう。

・ただ、いつも通りといっても今回はネットワーク上のどんなデータにも侵入して改竄できるAIが敵なので、お馴染みのガジェットが通用しない。そのせいで仲間との連絡が妨害されて存在しない人間を追いかける羽目になり、トム・クルーズが無駄に全力ダッシュさせられたりする。

・あと、鍵のデザインがかっこいい。2本に分かれていて、本物同士だけが組み合わさって1本の十字架型の鍵になるのだ。スパイ映画の重要アイテムとして100点。そんな世界各国が追い求める代物なのに、なぜか全員ポケットに入れて持ち歩く(そしてスられる)。車の鍵じゃないんだぞ。しっかり管理せい。


・それにしても、ミッションインポッシブルって前作までのストーリーを一切覚えてないな。一応公開されるたびに映画館に行って観ているけど、何がどんな話だったのか全く思い出せない。そんで別に覚えてなくても全然支障がないから大したものだ。


・スパイアクション映画観た後にエレベーター乗ると、扉が閉まった瞬間に後ろから殴りかかられるんじゃないかと思って身構えてしまう。そして、そうなったときのための想定ムーブを練っている間に目的階に到着する。扉が開くと全員床に倒れ伏していて、私だけがその中央に立って乱れた服を軽く整えている。そういう世界。


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